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» 2012年05月17日 21時18分 UPDATE

写真と動画で解説する「GALAXY S III SC-06D」 (1/3)

これまでのGALAXY Sシリーズは、どちらかというと「スペック推し」の印象が強かったが、GALAXY S IIIはスペックを向上させたのはもちろん、ユーザーの使い勝手に配慮した機能も充実させ、バランスの取れた1台に仕上がっている。

[田中聡,ITmedia]

 Samsung電子のGALAXY Sシリーズでは3世代目となる「GALAXY S III」がNTTドコモから6〜7月に発売される。「究極のインテリジェント・スマートフォン」とドコモがアピールするように、「GALAXY S III SC-06D」はかゆいところに手の届く機能が充実している。外観の特徴とソフトウェアで進化した部分、新たに搭載された機能を中心に見ていこう。

photophoto Samsung電子製の「GALAXY S III SC-06D」。ボディカラーはPebble BlueとMarble Whiteの2色。ディスプレイは4.8インチのHD SUPER AMOLEDを搭載
photophoto 表面と裏面どちらも光沢感のある仕上がりになっている

 自然の美しさを再現したというボディは丸みを帯びており持ちやすい。サイズは約70.6(幅)×136.6(高さ)×8.99(厚さ)ミリで、66(幅)×126(高さ)×8.9(厚さ)ミリの「GALAXY S II SC-02C」と比べるとボディは大柄だ。それでも幅69ミリの「GALAXY S II LTE SC-03D」よりは3ミリ、幅83ミリの「GALAXY Note SC-05D」よりは17ミリ細い。なだらかな曲線を描くボディはフィット感も良好で、短時間触れた限りでは片手での操作も苦にならないと感じた。側面のフレームはMarble Whiteはシルバーだが、Pebble Blueは薄いブルーになっている。質感は表と裏どちらにも光沢がある。デザインや質感はグローバル版と同じで、違いはdocomoやXiなどのロゴのみとなる。

 OSはAndroid 4.0を搭載しているが、従来のGALAXY Sシリーズと同様に、ディスプレイ下にMENU/ホーム/戻るキーを搭載している。ホームキーはカチッと押し込む物理キー、その他の2つはセンサーキーなのも同じだ。Android 4.0搭載機の中にはこれらの物理/センサーキーを搭載しないものが多いが、従来機とほぼ同じ感覚で使えるのはうれしいだろう。新たに通知ランプを搭載したのも地味ながら進化したポイントだ。GALAXY S/S IIには通知ランプがなく「NoLED」などのアプリを代用する必要があったが、GALAXY S IIIでは不在着信や新着メール受信を示すランプが、ディスプレイ左上に点滅する。

photophoto 左側面に音量調節キー(写真=左)、右側面に電源キーとワンセグ用のアンテナがある(写真=右)
photophoto 上端部に3.5ミリイヤフォンジャックとリアカバー取り外し用の窪みがある(写真=左)。下端部のMicro USB端子にはカバーがなく、むき出しになっている(写真=右)
photophoto ボディは丸みを帯びているので手になじみやすい(写真=左)。iPhone 4Sと比較するとGALAXY S IIIの大きさが際立つ(写真=右)
photophoto 従来のGALAXY Sシリーズと同じくMENU/ホーム/戻るキーを備えている(写真=左)。ディスプレイ左上に通知ランプがある(写真=右)
photophoto 裏面に約800万画素CMOSカメラやフォトライトを搭載(写真=左)。GALAXY S IIIロゴの下にFeliCaマークがある(写真=右)
photophoto 裏面の下部にmicroSDスロットとSIMスロットがある。SIMはドコモminiUIMカード(写真=左)。バッテリーとカバーを取り外したところ。バッテリー容量は2100mAh(写真=右)

ドコモ版はなぜクアッドコアではない?

 チップセットはQualcommの第4世代Snapdragonの「MSM8960」(1.5GHzデュアルコア)を搭載。同じくLTEに対応するSC-03Dではベースバンドチップとアプリケーションプロセッサーが別々だったが、MSM8960は1チップに統合されており省電力化が期待される。海外で発売予定のGALAXY S IIIの3G版にはドコモ版とは異なり、Samsungが開発したクアッドコアCPUを備える「Exynos 4 Quad」を採用している。さらに、サムスン電子ジャパンの関係者によると、韓国で発売予定のGALAXY S IIIには「Samsungが開発したLTE対応のクアッドコアCPUを採用する予定」だという。であればSC-06DにもクアッドコアCPUを採用してほしいところだが、その場合は「ゼロからネットワーク検証を行う必要がある」(同)ため、簡単には搭載できないようだ。

 海外版GALAXY S IIIから省かれている機能もある。iPhoneの「Siri」のように使える音声認識機能「S Voice」は、現在日本語をサポートしていないこともあり、SC-06Dには搭載されていない。5月3日のGALAXY S III発表会でSamsungがS Voiceを大きくアピールしており、注目機能の1つであることを考えると少々残念。ドコモの「しゃべってコンシェル」との兼ね合いもあるが、“GALAXY S IIIの音声認識”も試してみたい。S Voiceは英語には対応しているのでSC-06Dにも採用してほしかった。またFeliCaとのトレードオフのためか、NFCが省かれたのもマイナスポイント。海外版GALAXY S IIIでは、NFCを用いて大容量の写真や動画を送受信できる「S Beam」を利用できるが、NFC非搭載のSC-06Dではこの機能を利用できない。

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