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» 2012年05月28日 11時10分 UPDATE

写真で解説する「ARROWS X F-10D」 (1/3)

4.6インチの大型ディスプレイや、国内のスマートフォンでは数少ないクアッドコアCPUを搭載した「ARROWS X F-10D」。スペックが向上したことはもちろん、指紋センサーやプライバシーモードを新たに採用するなど、使い勝手も向上している。

[坪山博貴,ITmedia]

 NTTドコモの「ARROWS X F-10D」は、同社の2012年夏モデルで唯一クアッドコアCPUを搭載するスマートフォンだ。ハイパフォーマンスなだけでなく防水、ワンセグ、おサイフケータイといわゆる「全部入り」Androidスマートフォンであり、富士通のお家芸である指紋センサーを搭載したお手軽かつ強力なセキュリティ機能も大きな特徴。発売は2012年7〜8月を予定している。

 本機は2011年に発売された「ARROWS X F-05D」の進化形だが、CPUがデュアルコアからクアッドコアへ、ディスプレイサイズが約4.3インチから約4.6インチへ大型化したことなどに伴い一回り大きくなった。それでも横幅は67ミリ、厚さも11.8ミリに押さえられ、背面に向かって絞り込まれているので片手での保持に難はない。F-05Dから前面の3つの物理キーも継承され、カメラ、ボタン、コネクタ類の配置もおおむね同じだが、Micro HDMI端子が廃止された。HDMI出力はMHLによるMicro USB端子に統合されたので、上面のレイアウトに余裕ができ、Micro USBとイヤフォンマイク端子のカバーが同サイズとなり扱いやすくなった。

photophoto 富士通製の「ARROWS X F-10D」。ボディカラーはBlack、Blue、Whiteの3色
photophoto 「ARROWS X F-10D」と同様にMENU/ホーム/戻るキーを備えている(写真=左)。背面に指紋センサーを装備。おくだけ充電にも対応する(写真=右)
photophoto 上端部と下端部
photophoto 両側面
photophotophoto 上面のカバーはほぼ等分割され、F-05Dと比較するとイヤフォンマイク端子のカバーが扱いやすくなった。Micro USB端子はMHLに対応しており、アダプターを介してHDMI出力が可能だ(写真=左)。背面カバーはバッテリー部分だけにパッキンを備え、他の部分はカバー内も防水構造になっている。バッテリー容量は1800mAh(写真=中)。SIMスロットはバッテリー下、micorSDスロットはバッテリーケース部の側面でいずれもバッテリーを外さないと着脱できない。SIMはmicroSIM(写真=右)
photophoto iPhone4との比較。F-10Dはディスプレイサイズの分、高さと幅がそのまま大きくなっている印象。背面の形状の違いもあり、持ってみると厚さの差はさほど感じない

無線機能や内蔵メモリをチェック

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 展示機のOSバージョンは4.0.3(写真=右)。発売まで若干時間があるが、発売済みのAndroid 4.x搭載製品の多くが4.0.3なので、このまま発売されると思われる。ディスプレイはHD表示(720×1280ピクセル)対応の4.6インチ液晶で、CPUには最大1.5GHz動作でクアッドコア+省電力なコンパニオンコアを持つ「Tegra 3」を採用。内蔵メモリ(RAM)は1Gバイト、内蔵ストレージ(ROM)は16Gバイトで、ユーザーエリアとしては11.5Gバイトほどを使える。通信方式はXi(LTE)とFOMA(HSPA)に対応。無線LANは802.11a/b/g/n対応で5GHz帯もサポートする。Bluetoothは超低電量動作が特長の4.0をサポートする。またFMトランスミッターも搭載している。

photophoto スペックとしては内蔵メモリ(RAM)が1Gバイト、内蔵ストレージ(ROM)が16Gバイトで、展示機では写真の通りの空き容量だった。ハイスペック端末としては標準的といえる
photophotophoto カーナビ利用で便利そうなFMトランスミッターも「無線とネットワーク」の中でオン/オフや設定が可能。無線LANの簡単登録はWPSとAOSSに標準で対応している
photophoto Tegra 3対応版の「SONIC4 THE HEDGEHOG」のLITEバージョンがプリインストールされる。太陽光の表現や各所のきれいな陰影処理はTegra 3対応版の特長だ

 F-05DではTexas Instruments製の「OMAP4430」を採用するなど、端末によって採用するチップセットは異なるが、説明員によれば単純にパフォーマンスと消費電力のバランスなどからTegra 3を選択したとのこと。富士通では省電力動作用のコンパニオンコアをフル活用するチューニングなども現在進めているということだ。

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