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» 2012年06月07日 20時03分 UPDATE

AQUOS PHONE ZETA/Xxとの違いは?:写真で解説する「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」 (1/2)

au向けのハイスペックなAQUOS PHONEとして登場したシャープの「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」。FeliCa/NFCをダブルで搭載してWiMAXにも対応。4.6インチのHD CGSilicon液晶や12メガピクセルカメラを備えるほか、UIも大きく変更されている。

[田中聡,ITmedia]

 auの夏モデルとして発表された「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」は、auのシャープ製のスマートフォンでは初めてWiMAXに対応したモデル。「SERIE」はイタリア語で「シリーズ」を意味し、頭文字のSにはSPECIAL、SUPREMEなどの意味も込め、au向けAQUOS PHONEのフラッグシップモデルに今後も冠されていくという。2011年秋冬モデルの「AQUOS PHONE IS13SHIS14SH」は主にスマートフォンに乗り替える人を対象としていたため、auのハイエンドなAQUOS PHONEを求めていた人には待望のモデルといえる。世界で初めてFeliCa/NFCの両方をサポートし、約4.6インチのHD液晶やデュアルコアCPU、12メガピクセルカメラを搭載するなどスペックも十分。ボディカラーはWHITE1色。6月下旬以降の発売を予定している。

photophoto 「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」。ボディカラーはWHITE1色

 ISW16SHのサイズは約66(幅)×126(高さ)×11.6(厚さ)ミリ、重さは約136グラム。4.6インチディスプレイを搭載することがあり、ボディは大柄だが、狭額縁設計により、幅は思ったほど広くない。4.2インチ液晶を備えるIS13SHの65ミリから1ミリしか増えていない。ディスプレイ周囲のフレームを独立させた「クレッシェンドエッジ」デザインを採用して大画面を訴求しつつ、持ちやすさやサイドキーの押しやすさにもこだわった。側面にカメラキーを備えていないのはやや残念な点だ。

photophoto 左側面には充電用の端子があり、同梱の卓上ホルダにセットして充電ができる(写真=左)。右側面には音量調節キーと電源キーがある(写真=右)
photophoto 上端部にはイヤフォンジャック、ワンセグ用アンテナ、カバー取り外し用の窪みがある(写真=左)。下端部にはMicro USB端子と通話用マイクがある(写真=右)
photophoto ディスプレイ部と底面を分離させた「クレッシェンドエッジ」
photophoto 裏面は角が削がれており持ちやすい(写真=左)。電源キーの周りに溝があるので押しやすい(写真=右)
photophoto 裏面に赤外線ポート、カメラ、フォトライト、FeliCa/NFC用のアンテナ、スピーカーがある(写真=左)。ホイップ式のワンセグアンテナ(写真=右)
photophotophoto バッテリーとカバーを外したところ(写真=左)。SIMは「micro au IDカード」が採用されている。SIMスロットの隣にmicroSDスロットがある(写真=中)。バッテリーは3.8V 1800mAh(写真=右)

 ディスプレイには、従来から透過率が約20%向上した「高透過CGSilicon液晶」を搭載している。ただしドコモ向け「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」と、ソフトバンク向け「AQUOS PHONE Xx 106SH」に搭載されている「Super CGSlicon液晶システム」とは異なる。Super-CGSilicon液晶システムには液晶に「メモリ」を内蔵しており、メニューや写真などが静止表示されているときにはCPUからの画像転送を停止して電力を抑えられるが、ISW16SHの液晶はメモリを内蔵していない。このメモリの有無が消費電力にどこまで影響するのかは気になるところだ。

 SH-09D/ISW16SH/106SHのスペック差は以下の表を参考にしてほしい。CPUは3機種ともQualcommの第4世代Snapdragonの「S4」を採用している。画面サイズはSH-09D/106SHの4.7インチよりもISW16SHは0.1インチ小さい4.6インチ。メモリ(ROM)は32Gバイトの106SHが最も大きい。

AQUOS PHONE3機種の主な仕様
AQUOS PHONE ZETA SH-09D AQUOS PHONE SERIE ISW16SH AQUOS PHONE Xx 106SH
OS Android 4.0 Android 4.0 Android 4.0
CPU Qualcomm Snapdragon MSM8960/1.5GHzデュアルコア Qualcomm Snapdragon MSM8660A/1.5GHzデュアルコア Qualcomm Snapdragon MSM8260A/1.5GHzデュアルコア
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約67×130×10.8ミリ 約66×126×11.6ミリ 約67×130×10.7ミリ(暫定値)
重さ 約140グラム 約136グラム 約144グラム(暫定値)
次世代通信 Xi(下り最大75Mbps) WiMAX(下り最大40Mbps) ULTRA SPEED(下り最大42Mbps)
テザリング ○(最大5台) ○(最大5台)
バッテリー容量 1900mAh 1800mAh 1900mAh
メインカメラ 約1210万画素CMOS 約1211万画素CMOS 約1210万画素CMOS
内蔵メモリ(ROM) 約16Gバイト 約16Gバイト 32Gバイト
ディスプレイ 約4.7インチ HD(720×1280ピクセル)Super-CGSilicon液晶システム 約4.6インチ HD(720×1280ピクセル)高透過CG Sillicon液晶 約4.7インチ HD(720×1280ピクセル)Super-CGSilicon液晶システム

 OSがAndroid 4.0となったことで、ディスプレイ下部のキーは省かれており、画面下部に用意された「システムバー」から操作する。システムバーには戻る/ホーム/MENU/(最近使ったアプリを呼び出す)マルチタスクの4アイコンが用意されているが、Feel UXの「3ラインホーム」ではこれらのアイコンは表示されなくなる(詳細は後述)。ROMは16Gバイトで、主にアプリを保存するシステムメモリが計2.98Gバイト、主にメディアファイルを保存する本体メモリが計9.84Gバイト用意されている(いずれも5月15日の発表会の展示機で確認したもの)。

photophoto 3ラインホームの表示中は電話/メール/ブラウザ/マルチタスクアイコン、それ以外のアプリや設定などの表示中は戻る/ホーム/MENU/マルチタスクアイコンが下に表示される
photophoto 内蔵ストレージは2.98Gバイト+9.84Gバイト

 2012年夏モデルでは唯一、NFCとFeliCaをダブル搭載しているのも特筆すべき点だ。NFCの商用サービスは現時点ではまだ開始されていないが、クレジットカードやポイントサービス、NFCタグ読み取りを利用したサービスなどの普及が期待される。ISW16SHではNFCとFeliCaのチップが個別に搭載されているが、アンテナは共用だ。したがってNFC機能やサービスを利用する際には、FeliCaマークのある部分をかざせばよい。NFC/おサイフケータイ設定ではNFCとFeliCa機能をロックしたり、NFC対応機同士でデータを送受信できる「Android Beam」のオン/オフにしたりできる。「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」と同様にNFCメニューもプリセットしているが、ISW16SHはこの中におサイフケータイのサービスにアクセスできる項目もある。

photophotophoto NFCのリーダライタ、P2P機能はステータスバーのパネルから設定できる(写真=左)。NFC/おサイフケータイ設定(写真=中)。NFCメニューにおサイフケータイの項目も表示される(写真=右)
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