スマホで音楽を満喫――「AQUOS PHONE st SH-07D」ミュージックプレーヤー使いこなし入門(1/2 ページ)

これまでのAndroid™ 搭載スマートフォンでは、音楽機能に注力した機種は乏しかったが、シャープ製の「AQUOS PHONE st SH-07D」は、プレーヤーから音質まで、音楽再生機能に徹底的にこだわって開発されている。その使い勝手と実力をみていこう。

» 2012年06月07日 09時30分 公開
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 NTTドコモの夏モデルとして登場したシャープ製端末「AQUOS PHONE st SH-07D」は、ラウンドフォルムのデザイン、防水ミュージックプレーヤーという明確なコンセプトのもとに作られた、アクティブ志向の個性派Androidスマートフォンだ。

 プラットフォームはAndroid 4.0を搭載。CPUは1GHz駆動のQualcomm Snapdragon「MSM8255」、ディスプレイはフルワイドVGA(480×854ドット)表示対応の3.4インチのNewモバイルASV液晶、メモリはROMが4Gバイト/RAMが1Gバイト、カメラは有効約800万画素CMOSを備える。IPX5/7等級の防水性能もサポートし、ワンセグ、赤外線、Bluetoothといった利用頻度の高い機能は網羅している。一方、LETサービス「Xi」やNOTTVには対応せず、いわゆる“オールインワン”端末とは呼べないが、そういった流行から一歩離れて、ミュージックプレーヤーを意識した設計にこそ、SH-07Dの魅力が込められている。

photophoto 「AQUOS PHONE st SH-07D」。ボディカラーはRED、LIME、BLACKの3色

音楽プレーヤーを意識した外観と操作性

photo 手のひらサイズの本体や、一覧表示が見やすいディスプレイからは、携帯音楽プレーヤーを持ち歩いているように感じられる

 まず、一目で分かる特長は外観にある。SH-07Dのボディは幅約54ミリと手のひらに余裕で収まるほどコンパクトだ。ハイスペック端末は4インチ以上の液晶でHD解像度に移行している最中、あえて3.4インチという比較的小型なディスプレイを選び、手に持ちやすいサイズ感を優先した。製品の表面にはメタリックなフレームを配することで、デザイン上のアクセントにもなっている。背面のカバーはラバー風の柔らかい感触の加工を施していて肌触りがよいほか、滑りにくく指紋も付きにくい。側面には音量調節キーの間に再生専用の「Play」キーを搭載しており、簡単に音楽操作ができる。もちろん音量調節もサイドキーから可能だ。

photophoto 手にすっぽり収まる小型ボディを実現(写真=左)。音楽の再生と停止、音量調節ができるキーを右側面に搭載(写真=右)

 ヘッドフォンジャックも防水仕様ながらカバーレスなので、手持ちのヘッドフォンを接続できて便利だ。コーナーにストラップホールが飛び出るような形の設計もデザイン上のアクセントになっており、クールでスタイリッシュな硬質な質感よりもむしろ、ヘビーな用途にも耐えるデジタルガジェットとしてのデザインに見える。

 実際、SH-07Dをポケットに入れて持ち歩いてみると、このサイズのスマートフォンは新しい。昨今の大型ディスプレイを搭載した機種と比べて体感として一回り小さい。本体の厚さも約11.9ミリしかなく、折りたたみ型の携帯電話と同じかさらに小さいイメージだ。SH-07Dをインナーヘッドフォンと一緒にポケットに入れておき、時折選曲をしていると、スマートフォンではなく単体のポータブルオーディオプレーヤーを持ち歩いているかのように感じられる。音楽再生端末としてちょうど良いサイズ感、手触りの作り込みがなされていると言えよう。

photophoto 高級感を演出する、前面のメタリック調パーツ(写真=左)。裏面は3色ともマットな質感となっている(写真=右)
photophoto 左下に大きなストラップホールがある(写真=左)。キャップレスの3.5ミリイヤフォンジャックが左側面にある(写真=右)

直感的に操作できる新インタフェース「Feel UX」

 SH-07Dはソフトウェアの見た目も独特だ。ドコモ標準の「docomo Palette UI」のほかに、シャープがデザインハウスの米Frog Design Inc.と共同開発した“Feel UX”の「3ラインホーム」と呼ばれるホームアプリを採用している。特長は「3ラインホーム」と呼ばれる画面構成で、アプリのアイコンが並ぶ「アプリケーションシート」、カレンダー、音楽プレーヤーなどが並ぶ「ウィジェットシート」、カスタマイズ可能な「ショートカットシート」を左右フリックで切り替えて使用する。Androidでは白紙のホーム画面に自分でカスタマイズしたアイコンやウィジェットを自由にレイアウトできるというイメージが強いが、Feel UXでは「ウィジェット」が全画面表示のタイルに近い形でレイアウトし、縦方向にスクロールして選ぶという、良い意味でAndroidらしからぬ作り込みがなされている。もちろん、シート間の切り替え、ウィジェットページの縦方向へのスクロールなどすべてがサクサクだ。また、標準ブラウザを開いてWebサイトを表示した際のレスポンスも、指に吸い付くようなレベルで軽快に動いていた。

photophotophotophoto 「3ラインホーム」の「アプリケーションシート」ではインストール済みアプリのアイコンが並ぶ(写真=左端)。「ウィジェットシート」では音楽プレーヤーを一体化。縦方向スクロールにする操作性が独特だ(写真=左中)。「ショートカットシート」の画面はもちろん「ウィジェットシート」もカスタマイズが可能だ(写真=右中)。標準ブラウザの表示領域は狭いものの、レスポンスは快適だ(写真=右端)
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年6月20日