使ってみればすぐに分かる――SHユーザーが見た「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」の進化(1/2 ページ)

シャープが「新世代AQUOS PHONE」と銘打つ、ドコモ向けの最新ハイエンドモデル「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」は、既存のシャープ製スマートフォンユーザーから見て、どんな点がよくなっているのか。ITmedia +D Mobileの読者に実際に体験してもらい、印象を聞いてみた。

» 2012年07月13日 10時00分 公開
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 シャープ製のドコモ向け端末として初めてLTEサービス「Xi」に対応し、4.7インチの大画面S-CG Silicon液晶システムや「おくだけ充電」ことQiによるワイヤレス充電などを搭載した「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」は、シャープの2012年夏モデルの中でも特にハイスペックなモデルだ。新たに採用したQualcomm製のデュアルコアプロセッサ、Snapdragon S4 MSM8960 1.5GHzは抜群に高速で、タッチパネルのチューニングによる操作性の向上と相まって、使用感は歴代AQUOS PHONEの中でもすこぶる良好だ。

 こうした高機能・高性能化の一方で、バッテリーの大容量化と省電力機能の高度化にも取り組んでおり、従来のモデルよりバッテリーの持ちがよくなり、充電時間も従来比で短くなるなど、使い勝手も大きく進化している。実際に検証してみた結果はこちらの記事で確認できるとおりで、数値としてもはっきり表れている。

 また、この夏モデルからシャープは、「Feel Logic」というコンセプトを導入し、製品作りに反映させている。これに合わせて、独自にAndroidスマートフォン向けユーザーインタフェース(UI)を開発し、「Feel UX」という名称で搭載した。Feel UXは、既存のAndroidスマートフォンのUIや、これまでのSHホームのUIとは大きく操作感が異なるが、直感的に使いやすく、分かりやすいインタフェースを目指したものだ。

 こうした各部の進化は、既存のシャープ製Androidスマートフォンユーザーが見ると、どのように感じられるのだろうか。今回は、ITmedia +D Mobileの読者にTwitterで呼びかけ、シャープ製のAndroidスマートフォンを使っている人に、実際にSH-09Dに触れてもらい、感想を聞いてみた。

AQUOS PHONE SH-12Cユーザー、ミチさんの場合

Photo AQUOS PHONE SH-12Cユーザーのミチさん

 ミチさんは、現在「AQUOS PHONE SH-12C」を使っているSHスマホユーザー。購入したのは発売されてから比較的すぐのタイミングで、使い始めてからちょうど1年ほどが経過したという。どうしても見たいケータイサイトがあるため、機種変更前のケータイも引き続き使用しており、必要に応じてSIMカードを入れ替えてケータイとAndroidスマートフォンを使い分けている。SH-12Cは主にWebサイトの閲覧と音楽の再生、そしてTwitterやFacebookなどのSNSを利用するのに使っているという。

 一通りAQUOS PHONE ZETA SH-09Dの機能を説明した後、触ってもらった直後の感想は「タッチパネルがちゃんと付いてくる感じがいい」というものだった。シャープのAndroidスマートフォンは、Android 4.0搭載端末になって「ダイレクトトラッキング」技術を採用し、非常に滑らかなタッチパネルの操作感を実現しているが、それまでの機種ではまだぎこちなさが若干残っているものもある。SH-12Cは、かなり細かくチューニングされている方だが、ミチさん曰く「ときどきフリックがうまく認識されなかったり、思い通りの操作にならないことがある」という。SH-09Dではそうした不自然な感じが解消されており、大きな進歩を感じた様子だった。

Photo ミチさん愛用のSH-12C

 普段からよく遊んでいるという「おさわり探偵なめこ栽培キット」のアプリも試してもらったが「いい感じで取れます。“ぬるぬる”していますね」とコメント。またスケジュール管理に利用しているという「ジョルテ」では、横フリックでの画面切り替えが非常に軽快に操作できることから「すごくいい感じ」と好感触だった。

 明るく大きくなった4.7インチのS-CG Silicon液晶については、解像度がHD(1280×720ピクセル)へと精細になっていることから、写真や映像の表示の美しさに驚いていた。SH-12Cのディスプレイは4.2インチQHD(540×960ピクセル)なので、これと比べるとSH-09Dのディスプレイのドット数は約1.8倍になっており、明らかに一見しただけで分かる違いがある。特に「YouTube」の動画を視聴したときの差は大きく、HD対応のコンテンツを表示させると、その精細さや映像自体の美しさ、滑らかさが格段に高いのが一目で分かる。ミチさんは「こんなにきれいなんですね!」と驚きを隠さなかった。

 シャープ端末のユーザーだけに、液晶がきれいなのに加えしっかりと「ベールビュー」が搭載されている点も評価が高い。日常的に使っているわけではないものの、電車の中などでは周りの視線が気になるので、「ベールビューがあるのはうれしい」とミチさん。

Photo Feel UXにも違和感はないとミチさん

 新しいユーザーインタフェースとして用意された「Feel UX」は、SH-12Cを使い込んだミチさんにとっても違和感のないものだったようだ。特に「ウィジェットが真ん中にあるのがいいですね」と話していたが、その軽快な操作感と分かりやすい位置関係は好意的に捉えられていた。実際、アプリを一覧画面から起動することは多いとのことで、考えられた使い勝手に驚いていた。ロック画面で、あらかじめ設定しておいた5枚の画像を、その時の気分に合わせてパラパラと切り替えられる機能も目を引かれたという。

 また、ソフトウェアキーボードの切り替えが左右のフリックでできる点も関心が高かった。TwitterやFacebookを利用することが多いため、文字入力はSH-12Cでもよくするミチさんだが、この機能はとても便利だという。思った以上に切り替えが簡単だと感じられたようだ。手書き入力の認識精度の高さにも驚いていた。

 ただ、やはり端末のサイズが大きくなったために起きた問題もあった。ミチさんが普段使っているSH-12Cと比べて、SH-09Dのディスプレイのサイズは0.5インチ大きいため、全体的にボタンが大きくなっており「もう少し小さくできるといいと思います」と一言。実はSH-09Dには標準状態よりさらにボタンを大きくする設定が用意されているが、小さくする設定はなかった。画面の大型化が進むスマートフォンのUI設計の中で、ぜひ検討してもらいたいと同意する女性は多いかもしれない。

 もう1つ、ミチさんの目を引いたのは「イルミネーション」だった。SH-09Dには、ディスプレイの下に状況に応じてさまざまな色が点灯するイルミネーションを装備。ケータイではおなじみのLEDを用いたカラフルなイルミを搭載したAndroidスマートフォンはまだあまり多くなく、やはり「重要な要素」だという。「イルミネーションは気になるポイントの1つです。これはけっこう刺さりました」(ミチさん)

 SH-09Dは総じて動作も軽快で、起動時間が短い点にも感心していた。SH-12Cは、一度電源を切ると、再度電源をオンにしてから使用可能な状態になるまで、けっこう待たされるというが、SH-09Dの電源を切ってみたミチさんは、再起動までの速さに驚いていた。

 最後にミチさんは、「これだけ触っていても、バッテリーがものすごく減った感じがないのもいいですね。1時間も触っているとけっこう減る印象があります」と、大容量バッテリーと省電力機能の威力にも驚いたようだった。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年7月19日