スマホのカメラにとって、今やデカい・ハヤい・キレイの三つは正義。その要素をすべて備えたシャープの「AQUOS PHONE Xx SoftBank 106SH」を、新搭載のHDR機能の実力を含めてレビューした。
デカくてハヤくてキレイ。ひとことで言っちゃえばそんな感じのスマートフォンが、ソフトバンクモバイルから発売されたシャープ製Android「AQUOS PHONE Xx SoftBank 106SH」(以下、106SH)。
特に動作が速いのが素晴らしい。スマホのカメラってじっくり設定してとっておきの1枚を撮るよりも、撮りたいと思ったときにすぐ撮れるか、何枚も連続して撮れるかが重要。気楽に何枚もパシャパシャと撮って、その中にいいものがあればよし、というものであるからして、気持ちよく撮れるのが大事なのだ。
デカくてハヤくてキレイ。カメラで遊ぶとき、この三つはもはや正義だと思う。
とりあえず、撮りたいとき素早く撮れるってのは大事。スマホの場合、いかにスムーズにロックを解除してカメラアプリを立ち上げるか――にかかっている。
その点106SHは、ウェルカムシート(ロック画面)から直接カメラを起動できるので、カメラを素早く立ち上げられる。
普通にロックを解除するには、タブを下にスライドする。すると中からホーム画面が現れる。逆に、タブを上にスライドすると、カメラ・電話・メールの3つのアイコンが現れるから、そこですかさずカメラをタップすると、自動的にカメラが立ち上がるのだ。これが快適。慣れれば片手でさっとカメラを起動できる。
106SHのカメラは業界最速レベルという0.4秒の高速起動をうたっている。では、ロック画面から解除してカメラを起動、そしてピントを合わせて撮影完了までどのくらいかかるか調べてみた。結果は約2.5秒。十二分に速く、ストレスはゼロである。
カメラはタッチAF(オートフォーカス)対応なので撮りたいところをさっとタッチすればいいし、タッチシャッターにすればタッチしたらすぐ撮れる。
感覚的には、1枚撮ったらすぐ次を撮れるという快適さ。
もっと速く撮りたい人は「設定」から連撮モードをオンにするといい。そうすると画像サイズは3Mに固定されるが(まあ、普通に使うならこのサイズで問題は無い)、さらにサクサクになる。連写ではなく「連撮」。タップすると撮影されるのだが、タタタタタッとすばやくタップしても、タップした分撮ってくれるのだ。押したらすぐ何枚でも撮れる超快適モードという感じ。
これは普通の連写より便利。撮るタイミングを自分で選べるからだ。
これはよい撮影モードである。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年8月5日