カメラは1210万画素の裏面照射型CMOSセンサー。暗所に強いタイプだ。レンズはF2.5で29mm相当の広角。というこで、気になる画質チェックといこう。
まずはいつもの滑り台とあずまやから。
写りはすごくしっかりしてて、四隅の画質劣化も気にならないし、色もいい。
ちょっと雲がかかってた滑り台はいいけど、太陽がくわっと顔を出して夏の陽射しが照ったあずまやの写真は、どうしても明暗差が大きくなって空が白くとんじゃってる。
そんなときはどうするか。
設定から「HDR」をオンにするのである。するとこうなります。
最近流行のHDRは、露出(つまり明るさ)を変えながら超高速連写し、それを合成して明るいところも暗いところもきちんと映るように撮りましょうというデジタル技術。そうすると、明るい空も日陰もきちんと描写されて上のような写真ができるのだ。
連写する都合上、被写体が動いてると使いづらいが、良く晴れた日はこのとおり、かなりきれいに撮れる。晴れた日の建物なんかもいい。逆光気味でもしっかり明るく撮れるし、メインの被写体が暗めの色(神社仏閣とか銅像とか)のときもいい。
とまあこんな感じである。
こんなカメラには苛酷な明暗差がはげしいシーンでもHDRを使えばこのくらいはいける。
高速道路の隙間に見えてる背景や高速道路の裏側をみると効果が分かるはず。で、上の2枚は日本橋。真上を高速道路が走ってて日陰になっちゃってて撮りにくいのだが、HDRがあればOKなのだ。
普通、この位置から日本橋を撮るのは無理なんだけど、実は左下に見えてる船に乗ってちょいと神田川クルーズを楽しんできたのである。
屋根のない小さな船で川をクルージングするので、時折水しぶきがかかったりするけど、106SHは防水なのでそんなのまったく気にならない。
ややシャープネスが強めだが、鮮やかないい感じの発色を見せてくれる。では普通の作例に戻ろう。良く晴れた日に順光で撮ると写りの良さが分かる。月もしっかり映ってます。
動画も撮影してみた。
大きな液晶モニタは屋外でも見やすい。おかげで、画面を見ながら調整しやすい。
例えば緑を背景に黄色い花が咲いてると背景に比べて花が明るいので、どうしても花が白飛びしやすくなる。黄色や赤の花は特に注意。そんなときは、指を縦にスライドしてやると、露出補正ができる。1つマイナスにするとちょっと暗くなるが、色のノリがグンとよくなる。わかりやすいように強めのマイナスをかけてみた。
そうすると色がぐっと濃く出る。
あじさいもマイナスで撮るとこってりしたこんな派手な色に。
なお、このようにかなり近寄って撮れるのもうれしい。
続いて室内へ。
テーブルが黒い色だったので、マイナスの補正をかけて渋い感じにしてみた。
さて106SHはシーン自動認識オートモードを持っている。カメラが撮影シーンを自動的に認識して最適なモードに切り替えてくれるのだ。
最近はポピュラーな機能だが、シャープ端末が違うのは「料理自動認識をしてくれる」こと。これが以前にくらべてけっこう進化しててびっくり。
何気なくパンを撮ったら、自動的に料理だと認識してくれたのだ。
他にもサンドイッチもパスタも料理と認識。料理モードになると色が鮮やかになり、少し赤みがかかる(青っぽくうつるとおいしそうじゃないからね)ようだ。
ディナータイムのように店内が暗めだとISO感度が上がる分どうしてもノイズが出ちゃうけど、それはまあしょうがないところ。
さて自動認識といえば顔。
個人登録したり顔を検出したりスマイルシャッターしたりという機能はとってもポピュラーなのだが、106SHはペット優先検出機能を持ってるのだ。
このようにペット優先をオンにすると、猫の顔も自動的に認識してくれちゃうのである。これは楽しい。
ソファの上でごろごろしてる猫をペット認識で撮ってみた。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年8月5日