で、肝心の画質はというとこんな感じ。例によって滑り台とあずまや。レンズはかなりの広角でF2.6。広角な分、四隅の画質低下が見られるが、このくらいなら問題ない。色もしっかりしている。
スマホのカメラは800万画素くらいで止めておくのが一番いいんじゃないかと思われる写りだ。でもあずまやの写真は少し露出オーバー気味。緑にひっぱられて空の青がいまひとつ出てない。そういうときはHDRを使うといい。撮影モードからHDRを選ぶと、連写してHDR写真を作ってくれる。うれしいのは、その際にiPhoneのように非HDR写真も一緒に保存してくれること。そうすると、後からいい方を選べる。
HDRで撮影したものは空も青く残ってくれる。影が多いときはシャドウ部も持ち上げてくれる。
光の条件がいいときはコントラストがはっきりしたきれいな絵を撮ってくれる。これだけ写れば文句ないです。
AFはなかなか高速ですっと合う。特に近距離の被写体を撮るときはピンボケしやすいので、タッチAFは必須。基本、中央にピントを合わせるから。ただ本体がでかいので、端っこにピントを合わせるときは両手をうまく使わないといけない。まあしょうがないのだけど。
ISO感度はオートだとあまり感度を上げない傾向にある。室内だとシャッタースピードが遅くなりがちなので注意したい。
この料理の写真はISO125で1/17秒。ISO感度が100でおさまらないなると、だいたい1/17秒が下限でISO感度が上がっていくようだが、1/17秒って手ブレ・被写体ブレしやすいのだ。
手ブレ補正をオンにすると、下限を1/33秒に上げてシャッタースピードを速めに維持してくれるようだ。その分ISO感度は上がるが、手ブレはしにくくなる。
でも、もうちょっと速く感度を上げてもいいんじゃないかと思う。ISO800まではマニュアルでセットできるのでチェックしてみたところ、ISO400くらいならそう画質が劣化するわけじゃないので、もうちょっとシャッタースピードを速めにしてほしいなと。
動画はフルHD対応。H.264圧縮のMP4ファイルだ。このクオリティはなかなか。MP4ファイルというのもいい(多くのスマホは、3gp形式を採用している)。
そんなわけで、目の前のイグアナが突然歩き出したので、とっさに動画モードに切り替えて撮ってみた。
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