続いてLGエレクトロニクス・ジャパン モバイルコミュニケーションセールス&マーケティング統括部長の首藤晃氏が、Optimus Gの新機能について説明した。
まず最初に取り上げたのが、LG製のビデオプレーヤーで実現したQスライド機能。これは動画再生中に画面上の専用ボタンをタップすると、ホーム画面を表示するというもの。端末が縦方向の場合はディスプレイの一部に動画を表示し、残りの領域にホームや別のアプリを表示する。また横方向では、動画とそれ以外のアプリを重ね合わせて表示でき、スライドバーで動画の透明度をリアルタイムで変更できる。動画を見ながらメールやSNSを利用できるなど、これまでにないマルチタスクのユーザーインタフェースといえるだろう。
Qメモ機能は、Optimus Vuに搭載されていた手書き機能と同様のもので、あらゆるアプリから手書き画面を呼び出せる。書いたメモもいつでも呼び出せ、Webサイトを見ながら電話番号をメモし、そのメモを見ながら電話アプリで電話をかけることができる。
また発表時に紹介された「ライブズーム」や「デュアルスクリーンデュアルプレイ」のほか、「ギャラリー」や「音楽プレーヤー」でのスクリーンズーム機能、ホーム画面上のアプリアイコンを拡大したりプリセットされたデザインのものと変更できるアイコンカスタマイザ、被写体の動きに合わせてシャッタースピードを自動で変更するスマートシャッター、音声でカメラ撮影ができるボイスシャッター、端末の周囲の環境音に合わせて着信音量を変更できるワイズベル、またユーザーの顔を検出してディスプレイのバックライトのオン/オフを行うワイズスクリーンといった、先進の機能が紹介された。
製品説明会には、LGエレクトロニクスのCMキャラクターを務める向井理さんがゲストとして招かれ、Optimus Gの新機能を交えたトークセッションが行われた。トークセッションでは人の背丈ほどあるOptimus風の“巨大スマホ”のディスプレイに、向井さんが操作するOptimus Gの画面を表示。Optimus Gを手にした向井さんは、「スクエアなデザインでとても持ちやすいですね。画面が大きくて見やすいのに、とても軽いのでびっくりしました。ずっと持っていても疲れないですね」とデザインを評価していた。
またスマホには速度を求めるという向井さんは、Optimus Gが最新のクアッドコアプロセッサーを搭載しドコモのXiにも対応している点について、「速いものに慣れるとそれが当たり前になってきて、もっともっと速くと思うんですが、その夢をかなえてくれてますね」と高く評価していた。
またQスライドやQメモなどの新機能についても、「電話しているとき急にメモする必要が出てきますが、こういう機能が手元にあると便利。動画を見ながら何かをするって機能はこれから必要になってくるでしょうから、Qスライドは(発売されたら)使ってみたい機能です」と好印象の様子だった。
向井さんが手にしたOptimus Gには、ナゾの海水浴の動画が保存されており、再生したところ巨大スマホからなぜか小島よしおさんが登場。Optimus Gが非常に高速な端末であることと、すでに時間が推して出番が短くなっていることから、定番ギャグを超高速で披露したが、会場の反応はイマイチ。向井さんから「こんなに大勢の失笑を見たのは初めて」と同情(?)されると、小島さんは「高速っていっても、写真で見ると普通と変わらないので、ぜひ動画でチェックしてください……」と冷静に振り返っていた。
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