UI(ユーザーインタフェース)も基本的にはXperia AXと同じ。ホームのUIはXperia独自のものを1種類プリセットしている。通知バーの表示項目が従来機よりも拡張されており、Wi-Fi、Bluetooth、モバイルデータ通信、画面の明るさ、マナーモード、テザリング、GPS、機内モード、画面回転、設定の10項目が用意される。スクリーンショットは電源キー+音量ダウンキーの同時押しのほか、電源キー長押し後のメニューからも可能だ。Xperia AXでは、タスクキーを押して現れる最近使ったアプリ一覧に下に、電卓やメモなどのスモールアプリのショートカットが用意されているが、Xperia VLではスモールアプリは用意されていない。発売時期がAXより早いためかもしれないが、アップデートでの対応に期待したい。
カメラは1300万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。「プレミアムおまかせオート」に対応しており、従来のシーン自動認識に加え、明るい・暗い写真を合成するHDR撮影や、暗いシーンで4枚の写真を合成するといった撮影を自動で行ってくれる。9種類のピクチャーエフェクトをサムネイル表示してプレビューできるのもXperia AXと同じだ。
ソニーのネットワークレコーダー「nasne」や、今後発売予定のソニーのBlu-ray Discレコーダーに録画した番組を、Xperia VLに転送して持ち出せる「ワイヤレスお出かけ転送」も利用できる。ケーブルを介さずWi-Fi対応テレビにXperia AXの表示内容を出力できる「Screen mirroring」については、後日アップデートで対応する。Xperia AXは当初からScreen mirroringを利用できるため、Xperia AXの発売時と同じタイミングで対応する可能性が高い。
auのLTEスマートフォン共通の仕様だが、Xperia VLではLTEをオフにして3G(CDMA)のみで通信することも可能。これはXi対応のXperia AXにはない設定だ。バッテリー消費を抑えたいときに有効かもしれない。
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