ドコモ、東京都江東区でコミュニティサイクルサービスを開始

» 2012年11月21日 14時43分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo 東京都江東区の臨海部エリアに駐輪設備が用意される

 NTTドコモは11月21日に、東京都江東区の臨海部エリア(豊洲、東雲、有明、青海、台場)にて、コミュティサイクルサービスの実証実験を開始した。同サービスは、江東区の「豊洲グリーン・エコアイランド構想」に基づく施策の1つとしてドコモが参入したもの。提供期間は約1年。

 臨海部エリアにステーション(駐輪設備)を20カ所、自転車を300台を配備し、おサイフケータイを利用することで自転車をレンタルできる(当初は11カ所、150台を配備)。ユーザーは携帯電話からWebサイト(http://kcc.docomo-cycle.jp/)でサービスに登録し、登録カウンターかステーションの登録機にて、受信した会員IDと登録パスワードを入力して会員登録する。自転車の貸し出しや返却は、おサイフケータイや交通系ICカード(SuicaやPASMO)をなどを“認証カード”として使って行う。登録カウンターは江東区コミュニティサイクル運営事務所とWaku Waku Water Front ワクワクステーションに、ステーションの登録機は豊洲駅、石と光の広場(国際展示場駅)、ホテルサンルート有明、東京テレポート駅にある。

 料金プランは、60分100円の「1回会員」、月額1000円の「月額会員」、1日500円の「1日パス」の3種類を用意する。営業時間は7時〜22時。1回会員と月額会員の場合、返却は24時間OKだが、1日パスの場合、営業時間内に返却する必要がある。2012年12月末までは、1回会員と月額会員のユーザーが、基本料金と最初の60分の利用料金が無料になるキャンペーンを実施する。支払いは1回会員と月額会員がクレジットカード、1日パスが交通系ICカード。なお、1日パスはステーションの登録機にて交通系ICカードでしか登録できない。

 あわせて、最寄りのステーション場所や自転車の空き状況を調べられるアプリ「江東コミュティサイクル」(無料)と、自転車で移動した距離やルート、移動速度、消費カロリーなどが分かるアプリ「cosoado Cycles plus」(無料)も提供する。

photo 「江東コミュティサイクル」アプリ(左)と「cosoado Cycles plus」アプリ(右)

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