Xperiaシリーズには、Xperiaとの統一感がある公式のアプリがプリインストールされてる。洗練されたグラフィックや使いやすさが魅力だ。「Xperia AX SO-01E」ではどんなアプリが用意されているのか。初搭載の「スモールアプリ」とあわせてチェックした。
Xperia AXのアプリトレイを開くと、他機種によくある「Googleアプリ」「ドコモアプリ」ばかりではないことが分かる。標準のギャラリーではなく「アルバム」が用意されるほか、音楽再生はすでに前回説明しているように「WALKMAN」アプリが採用されている。「Video Unlimited」「Music Unlimited」などのように、ショートカットアイコンはあるが、別途インストールが必要なものも多い。
「Xperia Start Up」では、「Xperia Home」「Xperia Press」などのアプリをまとめてインストールできる。Xperia Homeでは、Xperia対応のアクセサリーを購入できる「Xperia Store」やキャンペーンページへ接続できるようになる。Xperia Pressでは、そんなアクセサリーなどの情報を雑誌風に読める。Xperia用のポータル「PlayNow」は別にあるが、そちらは情報を入手するのに便利。同様に「Sony Select」というソニーモバイルの公式アプリ紹介サイトもある。他社のスマホに比べ情報の充実度がすごい。
電子書籍サービスの「Reader」もインストールして使える。音楽を聴くなら「mora」もあるが、話題のサービスといえば「Music Unlimited」だろう。1000万曲を好きなだけ聴ける。同様に映画を見るなら「Video Unlimited」があり、レンタルで安く見ることも可能だ。これらのアプリはGoogle Playからのインストールになり、「Sony Entertainment Network」アカウントが必要。
ゲームが遊べる「PlayStation Mobile」は、本体の「設定」で「提供不明のアプリ」のインストールを許可したうえでアプリをダウンロードする。前述のアカウントにクレジットカード情報を登録し、ゲームの購入が可能になる。事前にチャージして購入するシステムだが、ラインアップはまだあまり多くない。バーチャルのゲームパッドを画面に表示するか、直接タッチ操作でプレイするかを自由に選べる――という風にスマホらしい工夫もあるので今後に期待したい。
SNSの更新情報をまとめて確認できる「Timescape」も継承している。初期設定で「Facebook」「Foursquare」「Twitter」「mixi」のアカウントを登録すると、各サービスの更新情報を時系列にチェックできる。
ほかにも便利な「FMラジオ」は、アンテナ代わりに使うヘッドフォンの装着が必要だが、ヘッドフォン装着のままならスピーカー再生に切り替えられる。楽曲検索を行うソニー製アプリ「Track ID」を使用することも可能。ラジオ番組で流れている曲名を調べるのに便利だ。
タスクキーをタップすると「スモールアプリ」が表示される。設定されているのは「電卓」「タイマー」「ノート」「ボイスレコーダー」の4種類だが、Google Playから追加することも可能。スモールアプリは他のアプリを使っているときに、画面内に小さく表示される簡易アプリ。画面内の位置を自由に変えられる。また開いていた画面を別の画面にしてもそのまま表示し続ける。
「電卓」では四則計算が可能。「C」の短押しで計算を1つ戻れる。長押しでは消去。数字と数字の間をタップして「+」「−」「÷」「×」を挿入することも可能だ。
「タイマー」は1分〜23時間59分まで設定できる。1分を切るとそのまま秒単位のカウントダウン表示に移る。タップをするとアラームが一時停止し、もう1度タップすれば再開。タイマー終了でアラームが鳴り、タップすれば止む。タップしないと30秒程度鳴り続ける。
「ノート」は、通常のノートアプリもあり、内容はそのまま連動し、通常版を開くことも可能。そのためウィジェットで「ノート」に書き込みをすれば、スモールアプリでもそのノートを見ることができる。調べたいことをメモにしておき、ブラウザで検索する、なんて使い方に便利だろう。
「ボイスレコーダー」は、スマホの操作をしているときに素早く録音ができる便利な機能。タップして録音開始、次のタップで終了。もう一度タップしても先ほどの録音の再開にはならないので注意。突然重要な約束を交わすとき、あるいは電話で話しているときに録音したい、なんてときに役に立つかもしれない。
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