海外で使うモバイルWi-Fiルーターはどれが便利?(韓国編)国内3社のレンタルサービスを比較(2/3 ページ)

» 2012年12月25日 10時01分 公開
[ルータープリンス,ITmedia]

空港カウンターでの受取/返却時はカウンターの営業時間に注意

 今回各社のモバイルWi-Fiルータの受取方法を宅配にしていたのは、各社の空港カウンターの営業時間の関係で、出発前の空港で必要なチェックインなどの手続を考えると、空港カウンターでの受取は時間的に間に合わない可能性が高かったため。

 今回利用した飛行機は成田空港を朝8時に出発する便だったので、空港カウンターの営業開始が間に合わない。羽田空港の深夜便での渡航時にはカウンターが閉まっていないかなど、それぞれの都合に合わせて、空港カウンターでの受取/返却時は利用する空港カウンターの営業時間にも注意が必要だ。

 また、筆者のミスであり恥ずかしいのだが、テレコムスクエアのルーターのレンタル申込にあたり、「配送日」(出発日の前日)を指定するべきところに誤って「出発日」を指定してしまった。これに気付いたのが出発日前日の夕方だったため、急遽空港カウンターでの受取に変更し、当日空港カウンターにて受け取った。

レンタルサービスの総評

 空港カウンターでの受取に手数料がかからない点や、出発当日でも在庫があれば空港カウンターでレンタルが可能なテレコムスクエアのサービスが安心であり便利だが、Webサイトからの申し込みについては、申し込みのフローがやや複雑であると感じており、この点については今後の改善に期待したい。また、グローバルデータではWebサイトでの申込時に、電話番号と携帯番号を別々に指定する必要があり、同一だとエラーになるのが少々不便。Webサイトからレンタルの申し込みが簡単だったのはグローバルWiFiだと感じた。同社なら申し込みに関する問い合わせも、24時間対応可能なので、夜間に確認したい点が発生した場合でもすぐに確認できたのは便利だった。

LTEとWiBro対応ルーターをレンタル

 グローバルWiFiからはLG U+のLTE対応ルーター、グローバルデータとテレコムスクエアからはWiBro対応ルーターをレンタルした。後者は日本ではWiMAX対応端末「URoad-8000」として発売されており、韓国では(韓国版WiMAXといえる)WiBroサービスを利用できる。モバイルWi-Fiルータは基本的にMicro USBなどのケーブルを使って充電できるが、各社とも、現地で利用可能な電源アダプターが付属するので、充電についての心配が不要になるのは嬉しい。

photophoto 専用ポーチに収納されたグローバルWiFiの端末。日本では未発売のモデルで、韓国内では「SHV-E100L」として発売されている(写真=左)。専用ポーチに収納されたグローバルデータの端末(写真=右)

接続方法はパスワードを入れるだけで簡単に接続

 モバイルWi-Fiルータの接続方法は非常に簡単。現地に着いたらモバイルWi-Fiルータの電源を入れて、検出されるアクセスポイントのリストから、SSIDを選択してパスワードを入力すれば接続が完了する。ルーター本体に添付されているシールを確認し、パスワードを入力しよう。

photophoto SSIDやパスワードは、ルーター本体にシールで添付されているので迷うことがない。また、通信を行うためにドライバなどのインストールが不要なのも嬉しい(写真=左)。スマートフォンなどからパスワードを入力する(写真=右)

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