Androidではキャリアや機種により搭載しているカレンダーアプリの種類が異なる。そこで、ここではドコモのスマホを中心に紹介しよう。
ドコモのAndroidの場合、機種によって仕様が異なる「カレンダー」アプリと、ドコモの提供する「スケジュール」アプリの2種類が用意されている。前者は端末内にスケジュールを保存できるほか、Google カレンダーとの同期に対応する。
カレンダーアプリでは、イベント名、場所、時間、繰り返し入力、通知といった、iPhone同様の項目を設定できる。また、Google カレンダーに予定を入力する際は、「ゲスト」や「公開範囲」といった、ほかのGoogle カレンダーユーザー向けの設定も行える。
スケジュールアプリはカレンダーアプリと何が違うのかというと、データをドコモのサーバにバックアップとして保存しておける点だ。さらに、iコンシェルに加入している場合、iスケジュールともひも付けられるようになっており、併用することで効率よく予定を管理できる。このアプリでもGoogle カレンダーとの同期は可能なので、好みに合わせて使おう。
標準のカレンダーアプリは基本的な機能はほぼ網羅しているので、そのまま使い続けている人も多いだろう。しかし、各OSのアプリマーケットではさまざまなスケジュールアプリが配信されているので、ほかのアプリを使ってみるのもオススメしたい。
iPhone、Android共通で使える「SnapCal」(無料)や「ジョルテ」(無料)は安定した人気を誇るアプリといえる。
SnapCalは、とにかくいろいろなクラウドサービスやSNSと連携が取れたスケジューラーアプリだ。Facebookでログインすれば、イベントや友人の誕生日をカレンダー上に表示でき、Twitterでログインすれば、仲間にイベントやスケジュールをツイート可能。Google カレンダーとの同期にも対応し、PC上で使用しているままの色分けで表示できる。また、Evernote、iPhoneカレンダー、Google カレンダーとの連携など、複数のサービスを活用しているユーザーにとってはこの上ないアプリといえる。
Androidユーザーの間で根強い人気のある「ジョルテ」は、2012年よりiPhoneにも対応している(ただし、2013年1月22日現在、iOS 6で起動できないバグが起きている)。こちらのアプリはジョルテカレンダーとGoogle カレンダーを利用できるが、予定の表示方法に加え、デザインやフォントなど、カスタムできる箇所がほかのアプリよりもケタ違いに多い。さらに、「ジョルテストア」ではアイコンや背景画像などを購入できる。男性には少ないかもしれないが、手帳の予定欄にペタペタとシールを貼っていた女性ユーザーにとっては、こういったカスタムは心に響くだろう。
また、Androidの場合はウィジェット機能が使えるので、ウィジェットのサイズが豊富なことも強みである。
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