第15回 オススメの設定からアプリまで―――iPhone&Androidスマホ向け節電術今すぐ使えるスマホレシピ(2/3 ページ)

» 2013年02月06日 20時49分 公開
[今西絢美(ゴーズ),ITmedia]

GPSの使用は最低限に抑える

 マップなどの位置情報サービスに用いるGPSは、常に自分の居場所を探そうとするのでバッテリー消費の原因になりやすい。こちらも必要なシーンでのみ使うようにしたい。

 iPhoneの場合、「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」の順にタップし、サービスをオフにする。ただ、どうしても現在地情報を使いたいアプリがある場合は、アプリごとにオン/オフの設定をしておくといいだろう。

 Androidの場合、「設定」→「位置情報サービス」で、GPSのオン/オフ切り替えが可能。これも通知パネルから設定できるので、必要に応じて利用しよう。

photophotophoto iPhoneではアプリごとに位置情報をオンにするか決められる。位置情報サービスをオフにすると、撮影した写真に位置情報が追加されず、現在地情報をもとにした検索ができない。なので、個別に設定しておくと便利(写真=左)。GPSがオンになっていると、画面左上にアイコンが点灯する(写真=中)。地図アプリを終了してもGPSはオンになったまま。通知パネルからオフにしよう(写真=右)

節電に特化した機能やアプリを活用する

 ここ最近のAndroid端末には、バッテリーの消費電力を抑えるためのアプリや機能が搭載されていることが多い。SH-02Eには「エコ技設定」というものがあり、バッテリーの消費に関する項目をまとめて省エネ設定できる。「標準」「技あり」「お助け」という3つのモードがあり、普段は標準のままで、ちょっと抑えたければ技あり、緊急時にはお助けといった具合に使い分けるといいだろう。

photophoto ワンタッチで複数の設定を変更できる(写真=左)。各モードの詳細設定は任意でも行える(写真=右)

 また、そういった機能がないスマホの場合も、同様の機能を持つアプリをダウンロードすればいい。スマホ初心者でも気軽に使えそうなのが「節電♪長持ちバッテリー」(無料)というアプリ。iPhone向けにも「バッテリー by だーぱん」というタイトルで無料配信されており、基本的な節電の設定方法を分かりやすく教えてくれる。また、あと何分使えるかが分かるだけなく、使っていないアプリのアンインストールなどにも対応している。

photophoto 「あと何分」タブでは各機能の残り使用時間を確認できる(写真=左)。「節電設定」では、各設定のオン/オフ、ディスプレイの明るさを調整可能(写真=右)
alt 節電♪長持ちバッテリー

alt バッテリー by だーぱん

 もう少し高機能なものがいいAndroidユーザーには、「Du節電」(無料)というアプリがオススメ。ワンタップで省電設定を行えるのはもちろん、ネット接続をオフにして、通話とSMSのみを利用できる設定にすばやく切り替えられるなど、節電アプリとしてはかなり高機能な部類に入るだろう。

photophoto 現在の設定での残り稼働時間が分かる。また、通知バーにはバッテリー残量がパーセント表示される(写真=左)。「モード管理」では、アラーム機能だけが使えるモードなどもある(写真=右)
alt Du節電

メールの受信頻度を見直そう

 スマホのメールアプリは一定の間隔で最新メールを自動で取得してくれるので、いちいち自分でチェックする手間が省ける。しかし、この自動更新する間隔が短いほど、バッテリーも消費しやすい。

 iPhoneでは「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」→「データの取得方法」で、「プッシュ」をオフにし、さらに「フェッチ」を「手動」に設定しよう。

 AndroidでGmailの同期をオフにするには、「設定」→「アカウントと同期」→アカウントを選択し、「Gmailを同期」のチェックを外す。また、ほかの項目に関しても常に同期しておく必要性がないのなら、アカウント自体の同期をオフにしておくのもアリ。

photophoto 頻繁にデータを取得する必要がなければ、プッシュ通知はオフにしたほうがいい(写真=左)。不要な同期はオフにしておいたほうがいい。また、TwitterやFacebookなどのアカウントの自動同期も必要に応じてオフにしよう(写真=右)

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