LTE高速通信「Xi」とWi-Fiを便利に使い分ける「ARROWS X F-02E」に迫る(2/2 ページ)

» 2013年03月15日 10時00分 公開
[井上翔,PR/ITmedia]
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Wi-Fi(無線LAN)接続はどう?

 Wi-Fi(無線LAN)を使えば、3G/LTEネットワークの混雑や通信量制限の影響を受けずにF-02Eを使うことができる上、上位のネットワークにもよるが、より低遅延・高速で安定した通信が期待できる。F-02Eでは、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nと、5GHz帯のIEEE802.11a/nに対応している。

 前者は、比較的安価なWi-Fiルーターや、公衆無線LAN(Wi-Fiスポット)サービスでも採用されている。電波もより遠くに届きやすいという特性も持つ。その反面、電波の“干渉”を受けやすいという欠点がある。例えば、Bluetoothやワイヤレスキーボード/マウスも同じ2.4GHz帯の電波を利用しているため、これらの機器を多用していると相互に干渉して通信速度(スループット)が落ちてしまうことがある。あるいは、電子レンジも2.4GHz帯の電波を発するため、動かした瞬間に通信速度が急激に遅くなる。また、広く使われているが故に、アクセスポイントが林立することによって通信が不安定、もしくは不可能になることもある。

 そんなときには、5GHz帯のWi-Fiを使うといい。2.4GHz帯と比較すると、若干電波の届く範囲は狭くなるが、自宅内での電波干渉がほとんどなく、またスループットがより良好な傾向にある、という特色を持っている。自宅内でハードディスクレコーダーに録りためたテレビ番組を視聴する場合、ある程度高速かつ安定して通信できるほうが快適なので、5GHz帯の優位性が際立つ。少し前までは、5GHz帯対応ルーターの大半が1万円以上の高価格帯に位置していたが、昨今は1万円未満で購入できるものも多く用意されている。場所と用途に応じて2.4GHz帯と5GHz帯のWi-Fiを使い分けられるのは本当に便利だ。これからは、予算が許せば5GHz帯にも対応したルーターを購入することをお勧めしたい。

PhotoPhoto Wi-Fi設定画面でメニューボタンを押すと出てくるポップアップから「詳細設定」を選択することで、更に細かい設定ができる。

 もしも、周波数帯を固定して接続したい場合は、検出するアクセスポイントの周波数帯を固定することで対応できる。本体設定の「Wi-Fi」を表示した状態でメニューボタンを押して「詳細設定」から「Wi-Fi周波数帯域」を開くと設定できる。詳細設定画面では、「オートWi-Fi」という機能もある。これは、Wi-Fiがオンになるべき場所では自動的にオンになり、それ以外の場所ではオフになる、という機能だ。仕組み的には、Wi-Fiアクセスポイントに接続した場所の3G/LTEの基地局情報も合わせて保存して、その基地局のエリアに入ったら自動的にオンにして、そこを抜けたらオフになる、というふうになっている。学習が進むと良い感じで使えるようになるはずだ。

PhotoPhotoPhoto 接続する周波数帯を固定することもできる。2.4GHz帯で不安定なときは5GHz帯に、5GHz帯で不安定なときは2.4GHz帯に固定する、ということもできる。オートWi-Fiをオンにしようとすると、ドコモサービスが一部使えなくなる警告が出るが、きちんとWi-Fiパスワードの設定をしていれば通常は問題ないはずだ。Wi-Fiの自動接続設定はWPSとAOSSに対応している。特に前者は世に出ているWi-Fi製品の大半に対応している

 アクセスポイントとの自動接続設定も業界標準の「WPS」(Wi-Fi Protected Setup)や、バッファローが主導している「AOSS」に対応している。これは、F-02Eがクライアントとしてアクセスポイントに接続するときはもちろん、Wi-FiテザリングでF-02E自身をアクセスポイントにしたときでも利用できる。

 使いこなせば使いこなすほど、色々と便利な機能が多く存在する。皆さんもF-02Eノミ力をいろいろ探してみてほしい。

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提供:富士通株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2013年3月31日

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