ホーム画面には「docomo Palette UI」と独自の「NX!ホーム」、Android標準の「ランチャー」を用意しているが、ARROWS NXの機能をフルに活用するならNX!ホームも使ってみたい。通知パネルが使いやすく、カスタマイズも可能だ。
通知パネルにはWi-FiやBluetoothなど各種機能のオン/オフボタンを最大8個まで配置できるだけでなく、ユーザーの使い勝手に合わせて場所の入れ替えも可能だ。Android 4.2で対応した通知パネルの着信履歴から折り返し電話やメールの冒頭の確認も利用できる。
ARROWS NXでは、画面下部に3つある操作ボタンの右脇に、下向き矢印のアイコンを新たに配置している。これは「スライドディスプレイ」ボタンといい、タッチすると表示画面全体を引き下げられる。スマートフォンを片手で操作していると、画面上部をタッチするのが難しいが、そのような場合でも、画面を引き下げてタッチしやすくするための機能だ。引き下げる距離は上部の隙間を動かして調整できる。通常、画面上部に表示する通知パネルも下がってくるので、この部分をよく利用するユーザーには使い勝手を大きく向上してくれるだろう。
ARROWS NXで気になる動作の安定性やレスポンスだが、評価作業で使っている間、なんの不満も不安も感じなかった。ARROWS NXの安定して、かつ、高速で快適な動作を店頭で試してほしい。メニュー画面の切り替えはもちろん、メールやドキュメントファイルの表示、Webブラウザの拡大縮小など、どれも滑らかに操作できるはずだ。
この快適で安定した動作を実現したのが、Qualcommの最新クアッドコアCPU「Snapdragon 600」(APQ8064T)だ。動作クロックは1.7GHzになる。ARROWSシリーズは、これまで国産のモデムプロセッサーと他社のCPUコアを組み合わせて使っていたが、ARROWS NXでは処理能力の高さ、動作の安定性、省電力性能とも、長い実績のあるSnapdragonシリーズを採用した。もちろん、プロセッサーの変更だけが理由ではないだろうが、実に動作が安定しておりユーザーは不安なく使える。また、64Gバイトと大容量のROMを内蔵しており、外部メモリーカードを用意しなくても写真や音楽、動画をたくさん保存できる。
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提供:富士通株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2013年6月23日
ドコモの2013年夏モデルで最大級のディスプレイを搭載し、ヒューマンセントリックエンジンで快適な環境を提供するARROWS NXに浸りきった女性の話を聞いてみる?
ドコモの夏モデルとして発表された富士通の最新スマートフォン「ARROWS NX」。5.2インチのフルHDディスプレイや最新のクアッドコアCPU、大容量バッテリー、フルセグを搭載するなどスペックの高さが目立つが、実際の使用感や性能はどうか。見どころをレビューした。