パナソニック モバイルコミュニケーションズ製のAndroidスマートフォン「ELUGA P P-03E」についてQ&A方式で解説していく“ここ”が知りたい。最後となる第5回は、セキュリティや省エネ機能のほか、キャプチャ画面への書込みなど、各種便利機能について紹介しよう。
スマートフォンを使うほど、端末内に保存されるデータも増えていく。その中には人に見られたくないものや、仕事上の機密データもあるだろう。ELUGA Pは、静止画や動画、Eメール、ID/パスワードなどの情報をセキュリティボックスで管理できる「パーソナルプロテクト」機能を備える。ファイルはドラッグ&ドロップで直感的にセキュリティボックスに移すことができる。
パーソナルプロテクトには、画像や動画のほかに、ボイスレコーダーや手書きメモ、ダウンロードアプリも保存でき、ロックが解除されると利用できる。ロック解除パターンは全8種で、それぞれタッチ/パターン/PIN/パスワード/ICカード/パッド/サークル/ダイヤルとなっている。直接画面に触れずに操作ができるタッチアシスト機能によって、ロック解除時は指紋が画面に残らない。
ID/パスワードをあらかじめ登録しておくことでWebページでの自動入力ができる「あんしんログイン」にも対応しており、これもセキュリティボックスで管理できる。
ELUGA Pは2600mAhのバッテリーを搭載している。「ELUGA X P-02E」より本体サイズを抑えた一方で、バッテリー容量は280mAh向上した。ELUGA Xに引き続き、全国のカフェやカラオケボックスなど約3500カ所で充電できる「おくだけ充電」や、ディスプレイ上に「充電して下さい」の表示が出た直後に充電すると、60分で1200mAh以上充電できる「急速充電」にも対応している。
端末のバッテリー使用量を抑えるELUGAシリーズオリジナル機能の「エコナビ」では、エコモードに自動で切り替わる条件として、バッテリー残量に加えて時間と場所が加わった。
エコナビではバッテリー残量と、残りの予測稼働時間が表示される。使用時間も、通話時間/音楽再生/動画再生/Web閲覧/インターネット動画それぞれを使った場合の時間を見ることができる。
新たに追加された「場所でeco」では、指定した場所から離れた場合に自動でecoモードに切り替わり、「時間でeco」では指定した時間帯に自動で切り替わる。「設定」で、画面の明るさ調整やバイブ/イルミネーションのオン/オフ、Wi-Fiの自動オン/オフやBluetoothの切り忘れ通知などの詳細な設定を行える。
ELUGA Pでは、キャプチャ画面やカメラで撮影した写真を手書きやスタンプで編集できる。画面のキャプチャは電源キーとボリュームキー(下)の同時押しのほか、端末右側面の電源キーを押して表示されるメニューから可能。地図やカレンダーなどにメモを書き、そのままメールに添付して共有することもできる。待ち合わせをする際の場所の確認や、スケジュールの調整などに役立つ。
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