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» 2013年07月03日 17時17分 公開

誰もが“簡単で安全”に使える――トレンドマイクロがクラウドサービス連携の 撮影ファイル管理端末を発表

トレンドマイクロは7月3日、クラウドに写真と動画データを保存する管理ツール「JewelryBox」の発表会を行い、同社取締役副社長の大三川氏と執行役員の吉田氏が新製品とサービスの概要を説明した。

[村上万純,ITmedia]

 トレンドマイクロは7月3日、クラウドサービスを利用して写真と動画のデータを管理して複数のユーザーで閲覧できる「JewelryBox」(ジュエリーボックス)の発表会を行った。同日より同社直販サイトで予約を開始し、7月19日に販売を開始する。価格はオープンで、トレンドマイクロの直販価格は1万6800円。本体に16Gバイトのデータストレージを用意して、デジカメやスマートフォン、タブレットデバイスで撮影したデータを保存できるほか、クラウドストレージと同期して複数のユーザーで共有することが可能になる。

photophoto トレンドマイクロ取締役副社長日本地域担当グローバルコンシューマビジネス担当の大三川彰彦氏(写真=左)は、同社コンシューマ事業の戦略や「JewelryBox」投入の背景を語った。同社執行役員Consumer CBU統括部長兼コンシューマビジネス統括本部コンシューママーケティング部統括部長の吉田健史氏は、製品やサービスの概要や具体的な利用シーンを説明した。
photo クラウドサービスと連携して写真と動画の管理を行うJewelryBox。本体に容量16Gバイトのデータストレージを用意する

 「デジタルライフを簡単・安全に楽しめる世界を実現する」というコンセプトの下、同社が培ってきた3D(デバイスプロテクション、データアクセス、ダウンロードアプリ)戦略の中で、今回は「データアクセスに目を向けた」と大三川氏は言う。

photophoto 同社のコンセプト(写真=左)と、コンシューマ事業の柱である3D戦略(写真=右)

 同社の調査では、コンシューマユーザーがPCに最も多く保存するデータは写真で、その半数以上がPCの故障でデータを失った経験があり、その中でデータのバックアップをしていたのは約3割にとどまるという。そこで、「世代やITの知識を問わずに誰もが簡単・安全にデータを守る」(大三川氏)ために投入したのが、JewelryBoxというわけだ。

photophoto 同社の調査結果では、PCで保存するデータで最も多いのが写真だったという。「簡単・安全に思い出を守る」ことがJewelryBoxの役目だ

 吉田氏は「デバイスが多様化し、複数のデバイスを持つことが日常となった今日では、写真データの管理や共有などが煩雑になり、多くの人にとって面倒で難しいものとなってきた」と説明する。そんな写真の取り込み、閲覧、共有、バックアップなどを「かんたん/あんしん/たのしい」ものにするのが、JewelryBoxだという。

photophoto デジカメはケーブルで本体をつなぐことで(写真=左)、スマートフォンとタブレットは専用アプリを起動して同一ネットワーク内に入ることでデータを同期できる(写真=右)

 デジタルカメラの場合は、本体にケーブルを差すだけで写真の共有ができ、スマートフォンとタブレットでは、専用アプリを使えば同一ネットワークに入っただけでデータを自動で転送する。対応OSはiOS 5以降と、Android 2.2/2.3および4.0以降で、アプリ起動時に手動転送、選択転送などの設定も可能だ。また、デジカメ/SDカード内のデータを自動的に削除する設定も用意する。

 JewelryBoxは「シンプルでクリーンな外観だが、丸みがあり温かみもある。リビングに置いても景観を損ねないデザイン」(吉田氏)になっている。本体サイズは154(幅)×55(高さ)×154(厚さ)ミリで、重さは約320グラム。本体上部にUSB 2.0端子とSDカードスロットを備える。背面にはLAN端子とHDMI端子がある。操作は主に付属のリモコンで行う。

photophoto JewelryBoxの上部(写真=左)と、背面(写真=右)

 「使い勝手と動作の快適性両方を重視した」(大三川氏)と言うように、データを取り込む際には、自動的に画像をリサイズする。オリジナルの画像データを保存したい場合はどうするのかという質問については、「オリジナルのデータは保存しない」と吉田氏は答えた。

 JewelryBoxに保存した写真や動画の閲覧は、TVやスマートフォン、タブレットのアプリ、PC用アプリケーションで行う。PC用アプリケーションの対応OSはWindows XP/Vista/7/8。タブレットアプリはiPadなどiOS端末のみの対応だが、Androidにも「順次対応していく」と吉田氏は答えている。「写真を見るため徹底的に最適化し、余計な機能を排除した」(吉田氏)と言うUI(ユーザーインタフェース)は、撮影した日付順に写真が並ぶシンプルな仕様だ。ただ、撮影したデバイスごとのフォルダ振り分けなどができないため、同日に別のデバイスで撮った写真を同期するとデータが混在してしまうという懸念もある。

photophoto HDMIケーブルで写真をTVに出力した。PC用アプリでの閲覧も可能(写真=左)。JewelryBox本体とクラウドストレージの同期が完了すると、本体上部が青く光る

 SNSやメールで共有する機能も用意している。メール送信時はデータを添付する必要がなく、クラウドのデータをサムネイルで表示する。また、「丸ごと共有」機能では、JewelryBox同士ですべてのデータを共有できるため、子供の写真を遠方に住む祖父母などに見せることが可能となる。

 クラウドでのデータ共有や外出先での写真閲覧を行うには、2年目以降は月額480円の「おもいでバックアップサービス」を購入する必要がある。初年度分は、本体価格に含まれている。

JewelryBox
重さ 約320グラム
本体サイズ(幅×高さ×厚さ) 154×55×154ミリ
本体UI 初期設定ボタン、ワイヤレス設定ボタン、リモコン受光部、リセットボタン
容量 16Gバイト(写真は4万枚まで保存可能)
ファイル形式 JPEG、PNG、QuickTime、QuickTime Motion JPEG、Motion JPEG、MPEG、AVCHD、MP4
動作環境 外気温0℃〜40℃、湿度20〜80%
電源 DC12V/1A
端子 USB 2.0接続端子、SDカードリーダー、LAN接続端子(10BASE-T/100BASE-TX)、HDMI接続端子
付属品 LANケーブル1本、専用ACアダプタ1個、クイックスタートガイド1部、HDMIケーブル1本、リモコン1台、単4電池2本

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