ドコモの「dミュージック」はレコチョクが運営する音楽配信サービスだが、1曲ごとに購入してダウンロード再生できる“買い切り型”に加え、月額980円で約100万曲が聴き放題になる月額コースを用意している。料金の支払方法はケータイ払いのみを利用できる。
ただ、配信されている楽曲や基本的なUI(ユーザーインタフェース)などは「レコチョクBEST」とほぼ同じ。キャッシュ容量の最大8GバイトもレコチョクBESTと同じで、SNS連携に関してはTwitterとFacebookのみ対応する。
対応端末はドコモのAndroidスマホのみで、リリースでは2013年6月にマルチデバイスとタブレットに対応するとあるが、2013年7月1日時点ではまだ対応していない。
spモード決済で最大1か月無料になる「レコチョクBEST」の方がお得感が強く、今後の対応デバイス次第といえそうだ。
よりライトに音楽配信サービスを楽しみたいユーザーには、ドコモの「dヒッツ」やauの「うたパス」がおすすめ。いずれも月額315円(うたパスはauスマートパス会員なら2013年9月30日まで初回登録時60日間無料)で、楽曲をテーマに沿ってプレイリスト化して配信する番組が聴き放題になる。
dヒッツでは、「dミュージック」の約100万曲の中から曲が配信されている。検索時には楽曲やアルバムを指定して聴くのではなく、目当てのアーティストの曲が含まれるプログラムが分かる。上記で紹介した定額制サービスよりもライトなユーザーに受け入れられる仕様といえるだろう。
auの「うたパス」も仕組みはdヒッツに近いが、うたパスユーザーの友だちとつながることで、友だちがいま聴いている楽曲を一緒に楽しめたり、チャットできたりする。また、Smart TV Box/Smart TV Stickに対応しているので、自宅のテレビでもうたパスを楽しめる。
いずれのサービスでも気に入った曲は各キャリアの音楽配信サービスでダウンロード購入できる仕様で、手軽な価格で聴き放題サービスを利用できるのが長所といえるだろう。
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