400万画素“UltraPixel”の実力は?――「HTC J One」の画質をチェックする荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/2 ページ)

» 2013年07月17日 07時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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HDR撮影やエフェクト撮影も試す

 あと、いくつか特徴的な機能の写真を。まずはHDR。

photophoto 左がノーマル、右がHDRで撮影

 HDRはちょっと不自然にかかることがあるので、このように明暗差が大きくて暗部がつぶれたり明部が白くなっちゃったりするときに限るといい。

 次は特殊エフェクト機能。撮影画面の左下にあるアイコンをタップすると、いつでもデジタルフィルタをかけられる。ゆがめたりぼかしたりレトロにしたりクロスフィルタかけたりと、いろいろある。

photophoto レトロ調にしたり(写真=左)、かなり不気味なことにしてしまったり(写真=右)
photophoto こんな風にゆがめたり(写真=左)、ヴィンテージ風にしたり(写真=右)
photophoto デジタルエフェクトはリアルタイムでかけられるし、通常の撮影モードからさっとオンにできるので使いやすい(写真=左)。撮影モードには通常(シーン)の他に夜景やHDRなども用意されている(写真=右)
photophoto シーンの中にはポートレートや風景など各種シーンが。バックライトとあるのは「逆光モード」のこと。この辺、日本語にすべきとこは適切な日本語にしていただきたいと思う(写真=左)。画像の縦横比は、ワイド(16:9)、レギュラー(4:3)、矩形(1:1)の3種類。撮像素子がワイドなのでワイド時に400万画素となる。それ以外はトリミング。ちなみに「矩形」は長方形も含むので、1:1を「矩形」と訳すのは問題があると思う。「正方形」あるいは「スクエア」でよい(写真=右)

 ほかにもHDR動画とかパノラマとかあるけれども、細かく書き出すと長くなるのでこのへんで終わり。まあとにもかくにも、Zoeとハイライト動画が面白い! というのがHTC J Oneである。普通の写真もZoeで撮っておけば、あとからブレてなかったり表情がよかったりするものを「選べる」ので何かと便利。


 何度も書いてるけど、スマホのカメラって機能がたくさんあるとかじっくり設定してきちんと撮るとかじゃなくて、撮りたいときにさっと撮れて、失敗が少なくて、撮ったものをあとから楽しめるというのが一番大事。そういう意味で、HTCのアプローチはとてもスマホ的で大賛成なのだ。

 Zoe自体には荒削りなところもあるし、発展の余地はまだありそうだが、スマホ時代ならではの楽しみ方として成長を見守りたいし、どんどんバージョンアップしていってほしいと思う。

 もしこの端末を買ったら、たぶん、Zoeしまくるですよ。

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