DIGNO Rのバッテリー容量は1800mAhで、最近のスマホと比べるとちょっと少ない印象だ。しかし長時間駆動を助ける「省電力ナビ」アプリが搭載されており、京セラによると、省電力モードをオンにすると、バッテリー持ちが約10%向上するという。
省電力ナビは「マイ省電力」「省電力(AUTO)」の2種類があり、マイ省電力は「画面の向き」「Wi-Fi」「Bluetooth」などのオン/オフが切り替えられる。省電力はあらかじめ設定されており、カスタマイズはできない。省電力モードの設定は「電池残量」と「タイマー」で切り替えができ、タイマーでは省電力モードにする時刻を指定する必要がある。
「アプリ管理」では、現在起動しているアプリのCPU使用量が一覧で表示される。不要なアプリはワンタッチで終了できるほか、実行中のアプリすべてを一括で終了する「全て終了」も一番上にレイアウトされている。操作していて動作が重いと感じたら、実行中のアプリを終了しみると良いだろう。
「オート通信制御」は、7日以上使用していないアプリのバックグラウンド通信を自動で制限し、電力の消費を抑える。DIGNO Rでは、無駄なアプリの使用を抑えることでも省電力化を図っている。
京セラ端末独自の機能として特徴的なのは、「すぐ文字」と「すぐごえ」だ。どちらも使いたい機能をすぐに呼び出すために便利だ。すぐ文字は、テキストを入力して使いたいアプリを選ぶだけ。例えば、「今から行きます」と入力して「メール」アプリを選ぶと、テキストが入力された状態のメール画面に移行する。また、「赤坂」と入力して「地図」アプリを選ぶと、赤坂の場所がGoogle Map上で表示される。普通はアプリを選んでからテキストを入力する流れだが、操作の順序が逆になっている。
すぐごえも同じく、アプリを探す手間を省くための機能だ。「渋谷」と言えばGoogle Mapが立ち上がり渋谷の場所を示す。また、「カメラ」と言うと、カメラアプリが起動するという具合に、目的のアプリをすばやく呼び出す際のショートカットとしても使える。
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