続いて、Samsung電子オランダ法人のバイスプレジデントであるメノバン・デンバーグ氏が登壇して、GALAXY Note 3の強化ポイントを説明した。デンバーグ氏は、初代のGALAXY Noteと2代目のGALAXY Note IIユーザーから、「より大画面」「Sペンの利用範囲の拡大」「よりプレミアムなデザイン」が求められていると説明。そこでGALAXY Note 3では、本体サイズを変えることなく、むしろ薄型化・軽量化して5.7インチの大型画面を搭載することで、ユーザーの要望に応えられると、自信を見せた。またバッテリーカバー表面をプラスチックそのままの仕上げではなく、レザー調の素材を採用することで高級感を持たせたという。
GALAXY Note 3の製品ポイントについては、本社マーケティングチームのデビット・パク氏が説明した。製品名の「3」にちなみ、GALAXY Note 3には3つの大きな特徴があるという。1つ目はSペンの活用によるユーザー体験の拡大だ。これまでもスクリーンショットを取ってペンでメモを書くなど、Sペンは一般的なスマートフォンで利用できるスタイラスペンよりも多機能で、GALAXY Noteシリーズの大きなセールスポイントとなっていた。GALAXY Note 3はそのペン機能が大きく強化している。
中でも注目なのがAir Command機能。画面上でSペンのボタンを押すと短冊状のメニューが現れ、次の5つの機能を簡単に呼び出せる。
他にもSペンに特化したメモ帳アプリ「S Note」は、手書きしたオブジェクトを自由に再編集できるようになった。新しいS NoteやAir Command機能を使えば、ペンを持ちながら考え、記述し、そして情報の検索や整理などをさらにスムースに行える。
そして2番目の特徴は、より広くなった画面サイズとマルチタスクの強化だ。5.7インチフルHDディスプレイはGALAXY Note IIよりも画面サイズ、解像度が上がりより多くの情報を表示することが可能になった。
また2つのアプリを画面の上下または左右に表示するマルチタスク機能では、Webブラウザなどで同じアプリを2つ同時に利用することを実現。そしてAir Command機能の1つであるPen Windowでも、手軽にマルチタスク環境を利用できる。
GALAXY S4から対応した複数デバイスでのコンテンツの同期再生機能「Group Play」は、ビデオの再生もサポート。4台のGALAXY Note 3を接続して、擬似的に横長の大画面として利用することもできる。映画やビデオコンテンツの再生だけではなく、プレゼンテーションの再生など、ビジネス用途への応用も期待できそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.