9月20日午前8時、ついに「iPhone 5s/iPhone 5c」の販売が始まりました。iPhone 5sは事前の予約販売が行われず、さらに品薄を伝える報道もあったため、アップル直営店のアップルストア銀座には、発売日前から新型iPhoneを求めるユーザーが多数詰めかけていました。その数は発売直前の午前7時過ぎで700人以上。最後尾は銀座一丁目交番前を過ぎたあたりまで伸びました。
20日朝にアップルストアのスタッフが行列を回って、在庫確認のために購入予定の機種を聞き、引き替え用のカードを配布していましたが、人気かつ品薄が伝えられていたiPhone 5sのゴールドは行列の早い段階で在庫切れになってしまったようです。うう。
そして午前8時、カウントダウンとともに先頭の人(Tさん)が入店し、店内スタッフが拍手とハイタッチで迎えて新型iPhoneが発売されました。
で、Tさんが出てくるのを待っていたら……出てきたのは別の人!?
最初に契約を済ませて出てきたのは、実は7番目に並んでいた男性(ちなみに彼も10日前から並んでいました)。先頭グループのほとんどが複数端末(回線)の契約で時間がかかっていたため、彼が第1号となったようです。「素直にうれしいですね。とりあえずこれからみんなで保護シート貼ろうと思ってます」とコメント。一緒に来ていた友だちと、購入したばかりのiPhone 5sの箱を開封していました。
その後も次々と購入者が喜びの表情を浮かべて外に出てきますが、なぜかTさんの姿が見えません。
それからかなり経ってようやく先頭のTさんが出てきました。アップルの発売イベントではこれまでで最長の10日間並んだということですが、それでも1番辛かったのは「メディアへの返答」だったそうです。毎日数十の報道関係者から似たような質問をされて答えるのはかなり苦痛だとか。確かに今日は声も枯れ気味。ただ、そうしたことも含めて楽しんだとも話しており、「並んで悔いはないですね」と笑ってコメントしてくれました。本当におつかれさまでした。
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