3モデルともカメラは前モデルと画素数では大きな違いはないが、新しく富士通独自の画像処理エンジン「GRANVU(グランビュー)」を搭載した。うす暗い場所や夜景でもくっきりとした写真が撮れる。また、被写体との距離に応じた明るさでフラッシュが光る「インテリジェントフラッシュ」や、速度を向上させたオートフォーカスなど、より使いやすい機能を搭載した。「理想は、シャッターを押すだけできれいに撮影できるカメラ」と説明員は話す。
ドコモとディズニーがコラボしたDisney Mobile on docomo F-03Fでは、従来と同様にディズニーファンが楽しめる仕掛けを随所に盛り込んだ。説明員は「見て楽しく、触って楽しい、徹底的にこだわり抜いた端末」と言う。ボディはビビッドなカラーにドットモチーフのミッキーピースをあしらったデザインで、イヤフォンジャックに装着すると光るスマホピアスが付属している。
ソフト面では、100以上のアートワークとドラッグ&ドロップの簡単操作で作成できる壁紙を搭載。曜日ごとに異なるキャラクターが画面上を動き回る「マチキャラ」も採用した。キーボードは、ディズニーの世界観を生かしたデザインの「Disneyフォント」を搭載し、ミッキーの手や耳を使った記号・文字なども使える。これらの特殊文字はユーザー自身が楽しむもので、メールを受信した相手には見えないという。デコメールで使える絵文字もバリエーションが増えた。ちょっとした場所にミッキーが隠れているので、使えば使うほどそのこだわりを堪能できるはずだ。
タブレットは、ドコモのARROWS Tab F-02FとauのARROWS Tab FJT21の2モデル。両モデルとも大音量で音楽や動画を楽しめるようフロントスピーカーを備え、フルセグの録画にも対応した。スマートフォンでフルセグの録画ができない理由については、「技術的には可能だが、端末が発熱するため、実装が難しい」と説明員は話す。
バッテリー容量は9600mAhで、「他社製のタブレットと比べてもバッテリー容量が大きく、なおかつ持ったときの軽さも追求しました」(説明員)という。ワイドQXGA(2560×1600ピクセル)の高精細な10.1インチディスプレイは、地図の細かい道もつぶれず、鮮明に描画する。大きな違いは、auモデルにはマルチコネクション機能を搭載していることだ。
今回発表された富士通のスマートフォンとタブレットはすべてMirrorLinkに対応しており、富士通が提供するクラウドサービスを使うことで、スマホやPCの音楽/写真データをカーナビで利用できる。対応するカーナビは、富士通テンの「ECLIPSE Z」シリーズだ。説明員は、「将来的には動画などのデータにも対応させたいです」と意欲的だった。
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