「温かみのある、人に“寄り添う”デザインへ」――富士通の冬春モデル内覧会人にやさしく(2/2 ページ)

» 2013年10月16日 21時49分 公開
[村上万純,ITmedia]
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理想は“シャッターを押すだけ”のカメラ

 3モデルともカメラは前モデルと画素数では大きな違いはないが、新しく富士通独自の画像処理エンジン「GRANVU(グランビュー)」を搭載した。うす暗い場所や夜景でもくっきりとした写真が撮れる。また、被写体との距離に応じた明るさでフラッシュが光る「インテリジェントフラッシュ」や、速度を向上させたオートフォーカスなど、より使いやすい機能を搭載した。「理想は、シャッターを押すだけできれいに撮影できるカメラ」と説明員は話す。

photophoto カメラは、逆光に強くなった(写真=左)。暗い箱の中に置かれた被写体もきれいに撮れる(写真=右)

見て楽しい、触って楽しいディズニー端末

 ドコモとディズニーがコラボしたDisney Mobile on docomo F-03Fでは、従来と同様にディズニーファンが楽しめる仕掛けを随所に盛り込んだ。説明員は「見て楽しく、触って楽しい、徹底的にこだわり抜いた端末」と言う。ボディはビビッドなカラーにドットモチーフのミッキーピースをあしらったデザインで、イヤフォンジャックに装着すると光るスマホピアスが付属している。

photophotophoto 100以上のアートを使って壁紙を作成できる(写真=左)。文字もミッキー仕様(写真=中)。スマホピアスを差すと、アニメーションが流れる(写真=右)

 ソフト面では、100以上のアートワークとドラッグ&ドロップの簡単操作で作成できる壁紙を搭載。曜日ごとに異なるキャラクターが画面上を動き回る「マチキャラ」も採用した。キーボードは、ディズニーの世界観を生かしたデザインの「Disneyフォント」を搭載し、ミッキーの手や耳を使った記号・文字なども使える。これらの特殊文字はユーザー自身が楽しむもので、メールを受信した相手には見えないという。デコメールで使える絵文字もバリエーションが増えた。ちょっとした場所にミッキーが隠れているので、使えば使うほどそのこだわりを堪能できるはずだ。

バッテリー容量の増加と端末の軽量化を両立させたタブレット

 タブレットは、ドコモのARROWS Tab F-02FとauのARROWS Tab FJT21の2モデル。両モデルとも大音量で音楽や動画を楽しめるようフロントスピーカーを備え、フルセグの録画にも対応した。スマートフォンでフルセグの録画ができない理由については、「技術的には可能だが、端末が発熱するため、実装が難しい」と説明員は話す。

photophoto フルセグの録画に対応したARROWS Tab(写真=左)。2560×1600ピクセルのワイドQXGAディスプレイで、地図の細かな道もきれいに見える(写真=右)

 バッテリー容量は9600mAhで、「他社製のタブレットと比べてもバッテリー容量が大きく、なおかつ持ったときの軽さも追求しました」(説明員)という。ワイドQXGA(2560×1600ピクセル)の高精細な10.1インチディスプレイは、地図の細かい道もつぶれず、鮮明に描画する。大きな違いは、auモデルにはマルチコネクション機能を搭載していることだ。

※初出時に、スペックの説明で一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします(10/17 11:53)。

スマホとPCに対応したカーナビ連携

 今回発表された富士通のスマートフォンとタブレットはすべてMirrorLinkに対応しており、富士通が提供するクラウドサービスを使うことで、スマホやPCの音楽/写真データをカーナビで利用できる。対応するカーナビは、富士通テンの「ECLIPSE Z」シリーズだ。説明員は、「将来的には動画などのデータにも対応させたいです」と意欲的だった。

photophoto カーナビ連携で、スマートフォン/タブレットやPCの写真/音楽データを利用できる
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