AViiQの「Portable Charging Station」で旅行先の充電環境を快適に複数台持ちにお勧め(1/2 ページ)

» 2013年11月12日 23時34分 公開
[平賀洋一,ITmedia]
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 スマートフォンにタブレット、モバイルWi-Fiルーターと、なぜか年々増えていく、身の回りのモバイル機器。デバイスが増えるほど、ACアダプターやUSBケーブルなどの充電用アイテムも数が増えていく。

photo AViiQの「AViiQ Portable Charging Station with Cable Rack System Nylon Series」と「AViiQ Portable Charging Station with Power Bank Leather Series」、そしてポータブルバッテリーの「AViiQ Power Bank 4600mAh」

 最近はUSB端子を使うアダプターやケーブルが多く、工夫次第では複数の充電用アイテムも共用することが可能になった。かつてのように、一式丸ごと専用のケーブルとアダプターの組み合わせでなければ充電できない――という製品は少ない。ただし、同じiPhoneとiPadでも、DockコネクターとLightningコネクターがまだ共存しているし、Androidスマートフォンも端末によってはMicro USBケーブルを選ぶものがある。最近はUSB充電できるデジタルカメラも増えてきたが、ケーブルは専用のものがほとんだ。

 結局、出張や旅行にはそれなりの数のアダプターやケーブルを持って行く必要があり、それらをどう“スマート”に収納するのか頭を悩ませている人も多いだろう。そんな悩みを解決できるかもしれないグッズが、プレアデスシステムデザインが販売する「AViiQ Portable Charging Station with Cable Rack System Nylon Series」と「AViiQ Portable Charging Station with Power Bank Leather Series」だ。

外出先でアダプターやケーブルをすっきりと

 AViiQ Portable Charging Station with Cable Rack System Nylon Series(以下、Cable Rack System)とAViiQ Portable Charging Station with Power Bank Leather Series(以下、with Power Bank)の外見は、CDやDVDなどを収納するソフトケースのようなデザインだ。中を開けると、ACアダプターとUSB端子を4つ備えたハブ、そしてAViiQが“ケーブルラックシステム”と呼ぶ機構が収まっている。

photophoto 「AViiQ Portable Charging Station with Power Bank Leather Series」(写真=左)とAViiQ Portable Charging Station with Cable Rack System Nylon Series(写真=右)。一見するとCDやDVDを収納するソフトケースの様だ
photo なかには“ケーブルラックシステム”と呼ばれる独自の機構が収まっている

 Cable Rack Systemとwith Power Bankの違いはケース表面の素材と、内蔵バッテリーの有無。製品名にもなっているが、Cable Rack Systemにはナイロン素材が、with Power Bankはレザー(しかも本革)が使われている。そしてCable Rack SystemがAC電源による給電が必須なのに対し、with Power Bankには容量5200mAhバッテリーが用意されており、電源がない場所でも各デバイスを充電できる。このバッテリーはかなり薄い板状で、内蔵ポケットに収納すると存在を忘れるほどだ。

photophoto ケーブルラックシステムを外したところ
photo ケーブルラックにケーブルを巻き付けて使用する

 製品の肝となるのが、ケーブルラックシステムの使い方だ。これにUSBケーブルを巻き付けておくことで、煩雑になりがちな外出先での充電がスッキリと行える――というワケだ。ケーブルラックの使い方にはちょっとコツがあり、決められた方法でしっかりとUSBケーブルを巻かないと、4本すべてを収納できなくなる。デバイスによって使われているUSBケーブルの長さやコネクターのサイズもさまざまだが、ケーブルラックはUSBハブとの距離を調整できるので、よほど長いものや特殊なものでなければ収まるはずだ。

photophoto ケーブルラックはレールにそってある程度動くため、USBコネクターのサイズに合わせて位置を調整できる

 今回はUBS充電できるデバイスとして、「iPhone 4S」と「iPhone 5s」、Androidスマートフォンの「AQUOS PHONE SH-02E」、そしてコンパクトデジタルカメラの「COOLPIX S6200」を用意した。使うUSBケーブルもDockコネクター/Lightningコネクター/Micro USB/専用端子とバラバラだ。ちなみにCable Rack Systemとwith Power BankのUSBハブは4台のデバイスを同時充電できる。また出力は最大(合計)3アンペアまでに対応するため、タブレットの充電も行える。なお、付属のACアダプターはケーブル長が1.2メートルあるので、コンセントが部屋の隅にあってもCable Rack Systemとwith Power Bankを手元近くに寄せて充電できる。

 ということで4台のデバイスを同時に充電してみたが、バラバラに行なうよりもかなりスッキリと充電できる。ケースの内側はソフトな布地なので、充電中のデバイスを置く“指定席”としても最適だ。充電用アイテムとしてはちょっと大げさな印象も受けるが、ACアダプターとUSBハブ、ケーブルラックをひとまとめに収納できるので、結果として省スペースになるなのもうれしい。

photophoto Cable Rack Systemでいろんなデバイスを充電してみた

 バッテリーを内蔵するwith Power BankならAC電源が無くても利用できるため、よりすっきりと利用できる。当然だが4台を同時に充電するとバッテリー残量もそれに合わせて減っていくため、(充電するデバイスのバッテリー容量にもよるが)容量が5200mAhといっても過信は禁物だ。

 with Power Bankはバッテリーを充電しながらハブ経由でさらにデバイスを充電できるが、その場合は同時に2台までしか充電できないので注意したい。もちろんバッテリーを使わずにAC電源で各デバイスを充電することも可能だ。その場合も同時に4台のデバイスを充電できる。

photophoto バッテリー内蔵のwith Power Bank。バッテリー駆動で同時に4台のデバイスを充電できる
photophoto with Power Bankのバッテリーは薄い板状で、ケーブルラックシステムやUSBハブ、ACアダプターの下に収まっている
photo もちろんACアダプターも付属。内蔵バッテリーへ充電しつつ、同時2台までのデバイスを充電できる(バッテリーを充電しない場合は同時に4台の充電が可能)

 実売想定価格はCable Rack Systemが9800円、with Power Bankが1万8900円。どちらも複数台のデバイスを常に持ち歩く人向けの本格的な製品であり、価格も万人向けとはいえない。ただ出張や旅行の機会が多く、移動先で確実かつ快適な充電環境を用意したいなら持っていても損はない製品と言えるだろう。

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