iPhoneを使い始めて間もない人は、「保留」機能や通話中にWeb閲覧などができることを知らない人もいるのではないだろうか。ここでは、そうしたちょっと便利な小技を紹介したい。保留は双方の音を遮断する機能。通話中、左上に表示される「消音」ボタンを長押しすることでアイコンが切り替わって保留になり、相手側の端末には電子音が流れる。もう一度アイコンをタップすると通話に戻る。消音はこちらの音声を遮断する機能だ。
また、通話中にホームボタンを押すとホーム画面に戻り、「Safari」アプリなどほかのアプリを使用できる。通話しながらWebで調べ物をしたり、メモを取ることも可能だ。もう一度通話画面に戻るには、画面上部の緑色のバーをタップする。なお、au版のiPhoneでは通話とモバイルデータ通信を同時に行えない。W-Fi接続時は同時利用が可能となる。
iPhoneには通話機能の中に便利なオプションサービス(一部有料)が付いている。標準の留守番電話サービスは無料で使用でき、「留守番電話サービスセンター」に電話をかけることで留守電の視聴・削除ができる。
「ビジュアルボイスメール」機能は有料サービス(月額315円)に加入することで利用できるもので、KDDI、ソフトバンクモバイルの端末でも利用可能だ。ドコモ版では利用できず、同社によると「現時点で対応するかどうかは未定」だという。伝言メッセージを受け取るとホーム画面で通知され、電話アプリ内の「留守番電話」アイコンをタップすると、伝言メッセージ一覧を表示することができる。無料サービスに比べて、保存できる伝言の件数が増え、保存期間も長くなる。
このほか、有料機能として3人以上の通話が可能なグループ通話機能と、通話中にかかってきた電話に出られる割り込み通話機能がある。月額使用料や機能の内容は各キャリアで多少異なる。
ドコモの場合は月額210円の「キャッチホン」サービスで、通話中にかかってきた別の電話を受けることができる。グループ通話のようなサービスは現時点でドコモは提供しておらず、同社の広報によると「今後も提供するかどうか、現時点では未定」だという。KDDIの場合は月額315円の「電話きほんパック」に加入するか、月額210円の「三者通話サービス」に加入することで、3人まで同時通話できるグループ通話機能を利用できる。ソフトバンクの場合は月額525円の「iPhone基本パック」に、相手を切り替えながら同時に6人まで通話可能なグループ通話と、通話中に別の相手からの電話に応答できる割り込み通話機能を利用できる。
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