「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」で工場夜景クルーズに出かけよう明るいレンズと手ブレへの強さがポイント

暗い場所での写真撮影はスマホのカメラの良し悪しを図るのに最適なシチュエーションのひとつ。そこで、カメラを強化したシャープの「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」を持って、話題の工場夜景クルーズに参加した。その実力はいかに!?

» 2013年11月14日 09時30分 公開
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 スマートフォンのカメラが“デジカメ並み”とうたわれるようになって久しい。NTTドコモから発売されるシャープ製の最新スマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」も、デジカメに引けを取らないカメラスペックを誇る1台だ。

photophoto 「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」

 約1630万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用したAQUOS PHONE ZETA SH-01Fは、この冬に登場したスマホのなかでも随一のカメラ性能を備えている。また画素数だけでなくレンズの明るさにも注目したい。カメラレンズの明るさの指標である「F値」は1.9もあり、これは従来機種の「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」の1.6倍にあたる。レンズが明るいほど暗い場所でも高速なシャッターが切れるため、被写体ブレを抑えてキレイに撮影できるという利点がある。

photophoto 夜景もキレイに撮影できるAQUOS PHONE ZETA SH-01F(写真=左)。さらに条件が厳しい「工場夜景クルーズ」ではどうだろうか? そこで、定員25名の交通船「サンタバルカ」号に乗り込み、大さん橋から京浜運河沿いを巡ってみた。参加したのが日曜だったこともあり、老若男女が参加していた

 そこで、AQUOS PHONE ZETA SH-01Fを片手に、巷でジワジワと人気を集める「工場夜景クルーズ」なるものに参加することにした。ここ数年、工場夜景のみを収めた写真集などの人気が高まっており、“工場萌え”という萌えの新ジャンルも確立している。「工場×夜景×クルーズ」という最強の組み合わせは絶好の撮影チャンスとしか言いようがない。

 今回、参加したのは京浜フェリーボートが催行する「工場夜景探検ツアー(京浜運河コース)」。毎週火・金・土・日に横浜港の大さん橋から出航するクルーズで、約90分かけて京浜運河沿いの工場地帯を探検する。大人3500円、小学生2000円のお手頃価格で貴重な体験ができるのも興味深い。

出発して5分で早くも旧機種との差を実感

 今回は比較用として、2年前に発売された「AQUOS PHONE SH-12C」と一眼レフカメラの「EOS 50D」でも撮影を行った。AQUOS PHONE SH-12Cは“3D撮影”に対応した約800万画素カメラを搭載したことで話題を集めたスマホである。「シーン自動認識」に対応するが、今回は「夜景モード」に固定して使ってみた。なお、AQUOS PHONE ZETA SH-01Fも撮影開始時は「夜景モード」、ISO感度とホワイトバランスはオートでスマホまかせにした。撮影サイズは、AQUOS PHONE ZETA SH-01Fが「4K2K」モード(3840×2160ピクセル)、AQUOS PHONE SH-12Cが「8M」モード(3264×2448ピクセル)で、アスペクト比が異なっている。

 大さん橋を出発すると、さっそくみなとみらいの夜景を一望できるポイントに差し掛かった。最初のシャッターチャンスはここだ。AQUOS PHONE ZETA SH-01Fを取り出して、船内から撮影開始。が、大きな問題に気付いた。思った以上に船体が揺れているのである。いくらAQUOS PHONE ZETA SH-01Fが手ブレに強いとはいえ、これはかなり心配だ。ドキドキしながらシャッターを何枚か切り、撮れた写真がこちら。

photo AQUOS PHONE ZETA SH-01Fで撮影
photo AQUOS PHONE SH-12Cで撮影

 残念なことに、AQUOS PHONE SH-12Cでは上手く撮れた写真がなかった。それに対し、AQUOS PHONE ZETA SH-01Fはややピントが甘いものの、スマホのディスプレイ上で見る分にはかなりきれいだ。

 正直、あれだけの揺れのなか撮ったにしては上出来だと思う。どうしても細かいディテールは表現しきれなかったものの、旧モデルのAQUOS PHONE SH-12Cと比較すればその差は歴然。同じ「夜景モード」であっても、性能が大きくアップしたことが分かる。

 また、氷川丸を撮影した写真を見ても、AQUOS PHONE ZETA SH-01Fはイルミネーションのライトがひとつひとつ確認できるのに対し、旧モデルでは詳細がまったく分からない写真になってしまった。描写力の差を最初からまざまざと見せつけられる結果となった。

photo AQUOS PHONE ZETA SH-01Fで撮影
photo AQUOS PHONE SH-12Cで撮影

 AQUOS PHONE ZETA SH-01Fで撮影した写真はライトのひとつひとつがきちんと描写されているのに対し、AQUOS PHONE SH-12Cでは全体的にぼんやりした写真になってしまった。

photo 一眼レフで撮影した作成。肉眼で見た光景に一番近い描画だが、ディスプレイで見ると全体的に光だけが目立つ写真になってしまった

 ただ、この後、AQUOS PHONE ZETA SH-01Fで撮影を続けていて気付いたことがある。「夜景モード」はシャッタースピードを遅くするためか、工場の明かりが“線”として写りやすいのだ。そこで、今回のメインであるAQUOS PHONE ZETA SH-01Fについては、カメラまかせでシーンを自動認識する「おまかせオート」に設定を変更した。揺れる船上で夜景を撮る――という特殊なケースでは、こちらのほうがキレイに撮れる確率が高かった。

 ちなみにAQUOS PHONE ZETA SH-01FのISO感度は50〜1600の範囲で調整できる。夜景モードの場合、シャッタースピードを落とした上で明るさが足りなければ、このISO感度も自動で上げてくれる。

photo AQUOS PHONE ZETA SH-01Fで撮影したベイブリッジ
photo AQUOS PHONE SH-12Cで撮影したベイブリッジ

タンクや倉庫の連なる光景をひたすら撮影

 京浜運河に近づくに連れ、タンクや倉庫が目に付くようになった。そこでもシャッターをひたすら切リ続ける。揺れた船内からの写真撮影に慣れ始めて気付いたが、撮影モードや設定を切り替えるのがAQUOS PHONE ZETA SH-01Fは非常にスムーズだ。設定アイコンが撮影画面上に表示され、アイコンをタップしてすばやく設定を切り替えられる。それに対し、旧モデルは操作性にスムーズさが感じられなかった。

photophoto AQUOS PHONE ZETA SH-01Fのカメラアプリのインタフェース。各種設定が撮影画面上にアイコンとして表示されている(写真=左)。撮影モードを切り替えるには、画面左上の撮影モード設定のアイコンをタップし、撮影モードを左右にスワイプして選択する(写真=右)

 使いながら唯一不便に感じたのは、「おまかせオート」と「連写撮影」を併用できない点だ。「おまかせオート」の場合、シャッターボタンを押してから写真が保存されるのを待たなければならず、次から次へと撮影したい瞬間には少し困った。ただ、日中であれば「連写撮影」で十分事足りるはずので、あくまでも今回は特殊なケースといえる。

photo AQUOS PHONE ZETA SH-01Fで倉庫群を撮影。水面に映る光をキレイにとらえられえたと思う
photo ガスを燃やしている煙突から炎が出ている。ライトが少ないので少し手ブレしているものの、なかなか雰囲気のある1枚になった
photo 天然ガスを運んでいるらしいタンカーとすれ違ったところをAQUOS PHONE ZETA SH-01Fで撮影
photo AQUOS PHONE SH-12Cでも同じ船を撮影したが、手ブレしずぎて上手く撮影できなかった

工場の光をいかに上手く写真に収められるかがポイント

 ここからどの写真がどの会社の工場なのかというのは正直、よく分からない。何故なら工場を目の当たりにして、テンションが上がり過ぎたからだ。各写真の詳細については、実際に工場夜景クルーズに参加してその目で確認してみてほしい。

photo 見どころのポイントでは船のデッキから撮影が可能。乗客全員がスマホやデジカメでの撮影に夢中になっている

 ただ、圧倒的にAQUOS PHONE ZETA SH-01Fのすごさを感じる写真は何枚か撮影できた。その中の1枚がこれだ。

photo PCで拡大して見るとやや荒い部分はあるのだが、これをAQUOS PHONE ZETA SH-01Fの5.0インチのフルHD液晶でみると非常に美しい
photo AQUOS PHONE SH-12Cではノイズがかなり出てしまった

 また、この1枚も渾身の力作。金属パイプの細かいディテールまでかなり詳細に表現できていると思う。

photophoto AQUOS PHONE ZETA SH-01Fで撮影。いずれの写真もパイプの細かい部分までしっかり撮れている
photo AQUOS PHONE SH-12Cも頑張ってはいるのだが、感度を上げたことによるノイズがひどい
photophoto 工場夜景ならではの金属、ライト、煙といった要素をAQUOS PHONE ZETA SH-01Fなら余すところなく撮影できた(写真=左)。夜景撮影時にノイズを抑えられているのはAQUOS PHONE ZETA SH-01Fならでは(写真=右)
photophoto パノラマモードでなくても、広い画角を収められるのはAQUOS PHONE ZETA SH-01Fの魅力といえるだろう(写真=左)。少し離れたところで光る工場のライトでさえも美しくとらえられた(写真=右)

固定しての夜景撮影はやはり秀逸

 “工場ハイ”の状態のまま、大さん橋付近に戻ってくると、みなとみらいの美しい夜景が再び我々を迎え入れてくれた。こうして見ると、やはり工場とはひと味違った夜景の良さがある。人工的なネオンも格好の被写体だ。

photo 海上からみなとみらいのネオンライトを眺めるのは非常にロマンチック。これが仕事なのが惜しいくらいだ

 クルーズの終わりが近付いていることを感じながら、最後にみなとみらいの写真を撮り続けた。船を進めながらの撮影ではあったが、あまりブレることもなく、ネオンが美しく輝く写真を撮れた。ちなみに、ここでも旧モデルは残念な写りになった。改めて写真を見比べると、その差は歴然である。

photo 光の色合いが不自然にデフォルメされることなく撮影できるのもAQUOS PHONE ZETA SH-01Fの特徴
photo AQUOS PHONE SH-12Cはややビビッドな色合いに。また、ここでも手ブレとノイズが目立っている

 あっという間に90分のクルーズが終了。お世話になった船もスマホで撮影してみた。AQUOS PHONE ZETA SH-01Fなら暗い場所でもノイズが出ず、動いている船もブレずにきちんと描写できた。

photo 乗客を降ろし、桟橋から離れるサンタバルカ号をAQUOS PHONE ZETA SH-01Fで撮影

 工場夜景クルーズの余韻に浸りつつも、“揺れない”陸上からみなとみらいの夜景も撮り比べてみた。いずれも「夜景モード」に設定し、スマホを手すりに固定した状態で撮影。この環境だと旧モデルも大検討ではあるが、AQUOS PHONE ZETA SH-01Fのほうがナチュラルな色合いで表現されており、実際に目で見た印象に近いのはやはり新モデルに軍配が上がる。

photo AQUOS PHONE ZETA SH-01Fで撮影
photo AQUOS PHONE SH-12Cで撮影。海上から撮影したときとは異なり、いずれも手ブレはしていない

 暗い場所、船の揺れという、カメラテストにしてはかなり過酷な環境下ではあったが、AQUOS PHONE ZETA SH-01Fが大健闘する結果となった。今回の撮影時にミラーレス一眼も持参したのだが、レンズの明るさが足りず、結局はスマホのほうがキレイな写真が撮影できた。恐るべし、AQUOS PHONE ZETA SH-01Fのカメラ機能。

日常的に使うカメラとしてもフル活用できる

 今回は夜景撮影を中心に紹介したが、AQUOS PHONE ZETA SH-01Fは日常的なシーンでもさまざまなシーンモードを活用した撮影を楽しめる。

 目新しい機能としては、「多焦点撮影」が搭載された点が興味深い。この機能は全体的にピントの合った写真を撮れるのが特徴である。撮影時には焦点を合わせたい手前の被写体にタッチしてピントを合わせるのだが、撮影してみるとF1.9の明るいレンズを搭載しながら、背景もボケずに写る。

photophoto 構図に奥行きがある場合、手前にピントを合わせると背景がボケてしまう
photophoto AQUOS PHONE ZETA SH-01Fの「多焦点撮影」を使えば、背景のボケはかなり和らぐ

 また、「料理」や「セピア」、「モノクロ」などの撮影モードに加え、「魚眼レンズ」や「ミニチュア効果」といった、これまでは別の写真アプリを使って撮影するのが一般的だった撮影モードにも対応する。

photophoto 「料理」で撮影。寿司のネタの表面のテカり具合や色味など、おいしさが伝わる写真に仕上がった(写真=左)。「セピア」なら、少しレトロな雰囲気の1枚に(写真=右)
photophoto 「モノクロ」ではコントラストの差がナチュラルで、白黒でありながら柔らかな印象になる(写真=左)。個性的な写真が撮りたいなら「魚眼レンズ」を使ってみよう(写真=右)
photo 「連写撮影」では、一度シャッターボタンを押すだけで連続50枚の写真を撮影可能。撮影した写真の中から必要なものだけを選んで保存できる

 カメラ機能をヘビーユースする人にとって、撮影中にバッテリー切れの心配をしなくてもいいのもAQUOS PHONE ZETA SH-01Fのいいところ。3000mAhのバッテリーを搭載するため、よほどの枚数を撮らない限りは丸1日充電をせずに使えるはずだ。日常や非日常を、スマホのカメラでどんどん撮影してみてはどうだろう。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2013年11月21日