Nexus 7(2013) LTEモデル、Nexus 5、さらにiPhone 5s/5cなど、日本でも一般ユーザーが普通に購入できる手段でのSIMロックフリー機器が増えてきた。SIMロックフリー機器とSIMカードサービスにより「自分が望む機器で、同じく自分が望むデータ通信サービス/プランを自由に選択できるようになる」メリットがある。
BIGLOBE LTE・3Gは、7型Androidタブレット「Nexus 7(2013)LTEモデル」、あるいは4.8型Androidスマートフォン「AQUOS PHONE SH90B」(2014年2月開始予定)を端末+LTE通信料+公衆Wi-Fi付きで月額2590円/24カ月間(2014年2月2日まで実施する特典割引額−360円を適用した価格、以下同。AQUOS PHONE SH90Bは月額2950円/24カ月)と、低価格で利用できるセットパック(アシストパック)を用意する。
購入スタイルは24カ月間、LTE通信料+公衆Wi-Fiの料金(エントリープランは月額980円)にアシストパック料の月額1970円(Nexus 7の場合)を追加。25カ月目以降はアシストパックの追加料がなくなる──というもので、これまで同社が“ほぼスマホ”サービスの対象機種を刷新したものとなる。通話用に050番号を利用できる契約者専用IP電話アプリ「BIGLOBEフォン・モバイル」も月額315円で用意する。ユーザーとしては端末購入の初期費用なしに、大手通信事業者と同等かそれ以下の価格帯でSIMロックフリーの端末を本サービスのようなMVNOのプラン用としてセット購入できるのがメリットだ。
「BIGLOBEは、“FMC(Fixed Mobile Convergence)バーチャルオペレータ”を目指す。固定とモバイルのサービスの垣根をなくして融合するという、本日発表した内容を含めつつ、もっと進化させる計画。独立系事業者として唯一参加するWBA(Wireless Broadand Alliance)で推進される、寄り高速/より簡単(シームレス認証)/よりセキュアにを目指す“Next Generation Hotspot”の実現にも力を入れる。柔軟にいろいろなことを組み合わせたサービスに仕立て、ユーザーがそのときにピッタリと思えるきめ細かいサービスを今後も用意していく」(NECビッグローブの古関社長)
また、サービスの「SMS対応」も2014年2月予定で実施することを明らかにした。
これにより、SMSのやりとりができる以外に、
が対応できるようになる。
BIGLOBE LTE・3GはNTTドコモのネットワークを使うMVNOサービスのため、NTTドコモ版(NTTドコモのSIMロックが施された)iPhone 5s/5cでも一応使える。ただ現時点、LTEでの通信は行えないサービス上の制限がある(3G接続での通信は可能)。こちらはSIMロックフリー版のiPhone 5s/5cを用いても同じだという。2014年2月以降、既存ユーザーはSIMカード交換にて対応予定とのこと。
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