ホーム、文字入力、便利機能――「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」の使い勝手を試す：「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」の“ここ”が知りたい 第4回（2/2 ページ）

[村上万純，ITmedia]

のぞき見防止のオン・オフは端末に手をかざすだけ

　電車の中でスマートフォンを触っているときなど、ほかの人に画面が見えていないか気になることはないだろうか。SH-01Fはプライバシー機能も充実しており、「のぞき見ブロック」を使えばそんな心配もなくなる。端末ののぞき見を防止する3つのパターンが用意されており、正面以外の角度からは画面の表示が見にくくなる仕様だ。

のぞき見ブロックの模様は3種類から選べる

端末上部を覆うことでのぞき見ブロックのオン・オフ切り替えができる

　正面からの文字も少し見えにくく、画像を見たいときなどは少々邪魔に感じるが、のぞき見ブロックのオン・オフは端末上部を手で覆うだけで簡単に切り替えられる。例えば外出中にのぞき見ブロックをオンにしていて、Facebookにアップされた写真を確認したいときだけオフにするなどの設定が手軽にできる。この機能を使うには事前に「モーションによる切替え」にチェックを入れる必要がある。いちいち設定画面を介さずにオン・オフを変更できるのはかなり便利に感じる。

　ただ、ポケットやカバンに端末を入れたときなどに誤作動で設定が切り替わることもある。端末を使用するときに再度手で覆えばいいのでそこまで煩わしくは感じないだろうが、気になる人は、「モーションによる切替え」はオフにしておきたい。のぞき見ブロックは、通知バーからもオン・オフを切り替えられるので、これを活用するのも手だ。

起動中アプリの一括削除などができる「クイックランチャー」

　画面右下にある「クイックランチャーボタン」は、さまざまな機能をワンタップで利用できる便利ボタンだ。このボタンをタップすると、「履歴」「お気に入り」「ミニアプリ」の3つのメニューが表示される。履歴を選ぶと、起動中のアプリを一括削除することができ、お気に入りやミニアプリからはそれぞれ登録されたアプリを呼び出すことが可能だ。アプリは自分でカスタマイズできるので、よく使うものを登録しておくと便利だろう。

画面右下の「クイックランチャーボタン」をタップし、「履歴」の「すべて消去」を選ぶと、起動中アプリの一括削除が可能（写真＝左）。「お気に入り」には「どこでもコピー」や「書メモ」など独自の機能が登録されている（写真＝中）。書メモは、文字を書けるほかスタンプも押せる（写真＝左）

　お気に入りの中には、シャープ独自の「どこでもコピー」や「書（かく）メモ」アプリなどがプリインストールされている。どこでもコピーは指で囲った範囲のテキストをコピーしてくれる機能だが、正しくコピーできないこともあり、精度はそこまで高くないように感じた。書メモは、表示中の画面内に直接文字を書いていく機能。ちょっとしたメモを取りたいときに便利だ。文字の色や太さ、透明度などを細かく調整できるので、場面に応じて見やすいペンを使い分けできる。クイックランチャーボタンはホーム画面以外でも手軽に使える機能となっている。

シャープの便利機能を凝縮した「SHツール」

　「SHツール」アプリは、シャープの便利機能を1つにまとめたもの。「おすすめ」「読み取り」「辞書」の3つに分類されている。おすすめは家電製品とのリンク機能やボイスレコーダー、各種コンテンツの閲覧機能、歩数・消費カロリー計などをラインアップ。読み取りは文字通り、テキストやQRコードなどの読み取りに特化したものだ。辞書は国語・英和・和英・ネット辞書など豊富な種類を用意した。調べ物の際にもワンタップで辞書の切り替えができるので重宝するだろう。

SHツールはシャープの便利機能を1つにまとめたアプリだ