Nuance、ウェアラブル向けの「Dragon Mobile Assistant」とキーボードを発表

» 2014年01月09日 12時54分 公開
[ITmedia]

 音声認識ソリューションの米Nuance Communicationsは1月7日(現地時間)、パーソナルアシスタントツール「Dragon Mobile Assistant」のウェアラブル端末版を発表した。

 現在モバイル端末向けに提供しているクラウドベースのパーソナルアシスタントサービスを、ボタンやメニューを表示することが難しい(あるいは不可能な)ウェアラブル端末の小さなディスプレイに最適化したという。

 nuance TrueSmart上のDragon Mobile Assistant

 2014 International CESの米Omateのブースで、同ツールを搭載したAndroidスマートウォッチ「TrueSmart」のデモが行われた。TrueSmartに向かって話しかけることで、電話、メールやテキストメッセージの送信、リマインダーの設定、予定表の確認、Web検索などが可能だ。また、文字盤をフリックすることで、お気に入りのスポーツチームのリアルタイムの得点状況や株価情報、天気予報などを表示できる。

 また、Gracenoteとの提携により、音楽が聞こえている状態で「この曲は何?」とスマートウォッチに話しかけるとアーティストと曲名が分かり、クラウドベースの音楽サービスに接続できる。

 ウェアラブル向けSwypeキーボードは、キーボードを指でなぞる従来の入力方法に加え、スマートウォッチなどの小さな画面のために手書き入力にも対応する。ミニキーボードは現在、英語と韓国語版がある。

 Nuanceの音声認識技術は韓国Samsung Electronicsのスマートウォッチ「GALAXY Gear」にも採用されている。

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