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» 2014年01月09日 21時08分 UPDATE

2014 International CES:LINE連携の家電操作、ウェアラブル端末、局面ディスプレイスマホを披露――LG (1/2)

CES開催前にも発表していた、LINEのチャットから家電をコントロールできる連携機能をLGエレクトロニクスが発表。このほか、同社初のウェアラブル端末や、6インチの曲面ディスプレイを搭載したスマートフォン「LG G Flex」も披露した。

[山根康宏,ITmedia]

 LGエレクトロニクスは、CES 2014でプレスカンファレンスを開催し、スマート家電をチャットでコントロールできる新しい機能や腕時計型のウェアラブルデバイスを発表した。

「It's All Possible」でLG製品の拡販を目指す

 2014 International CES開催前日に行われたプレスカンファレンスには、LGエレクトロニクスアメリカのウィリアム・チョウ社長が登壇し、同社が掲げる「It's All Possible」というキーワードを改めて大きくアピールした。「LGの製品があれば、あらゆることが可能になる」という意味が込められたこのメッセージを打ち出して、2014年も各製品の販売シェアを高めていきたいとした。自社製品の機能や使い勝手を引き上げていくだけではなく、2014年は積極的に他社とのコラボレーションも進めていく意向も示した。

photophoto LGエレクトロニクスアメリカのチョウ社長(写真=左)。「It's All Possible」のキーワードを訴えていく(写真=右)

 そのコラボレーションの始まりとして、社長兼チーフテクノロジーオフィサーのスコット・アン博士からLINEとの家電提携が発表された。同社のスマート家電はスマートフォンアプリなどからコントロールが可能だ。より簡単に親しみやすく家電を使ってもらえるよう、LINEから冷蔵庫内の食品在庫の確認や自走式掃除機のオン/オフなどを、対話形式で行える。まさに友人と会話をする感覚で、冷蔵庫を操作できるのである。

 同社はスマートTVにWebOSを搭載することも発表した。WebOSの搭載はスマートTVの機能を高めることではなく、多機能になり使いにくくなったテレビを再定義するためのものだ。簡単に設定やコンテンツの切り替えをし、見たい情報を探せるようにするために同OSの採用を決めたという。WebOS搭載のスマートTVはアニメーションやキャラクターを使った簡単設定やタイルを並べたメニュー、リモコンをテレビに向けて動かすだけで画面上のポインターが動くなど、誰でも簡単に操作ができる。

photophoto LINEとの提携を発表するLGエレクトロニクスのアン博士(写真=左)。チャット形式で家電の状態を把握したり、操作したりできる(写真=右)
photophoto テレビをシンプルにするためにWebOSを搭載した(写真=左)。タイルメニューなど簡単に操作できる(写真=右)

 このほか、ウェアラブルデバイス「Lifeband Touch」も発表した。有機ELのタッチパネルを搭載するリストバンド型のデバイスで、スマートフォンと常時接続して日々のフィットネスデータの記録や、スマートフォン側の音楽再生コントロール、通話時の発着信操作も行える。

 なお、今回はスマートフォンの新製品の発表はなかったが、すでにアジアや欧米で販売されている曲面ディスプレイを採用したハイエンドモデル「LG G Flex」の北米向けモデルが発表された。LG G Flexの北米モデルはSprint、AT&T、T-Mobileの3事業者から発売されることが決まっている。

photophoto フィットネスデータをスマートフォンに転送できる「Lifeband Touch」(写真=左)。曲面ディスプレイを採用した「LG G Flex」は北米での販売が発表された(写真=右)

ブースではLINEでの家電コントロールが人気

 LGブース内で人気だったのは、家電をチャット形式でコントロールできる「HomeChat」のデモコーナー。実際にHomeChatで操作が可能な冷蔵庫やオーブン、自走式掃除機などが展示されており、スマートフォンから操作ができた。同社のスマート家電を自宅に設置してWi-Fiで接続してから、スマートフォンにインストールした専用アプリ「LG HomeChat」から文字を入力して家電に指示をすれば、家電側からも反応が返ってくる。現時点では約30の機能に対してチャットでのコントロールが可能だが、今後は対応機能を順次増やしていく予定だ。対応言語は英語と韓国語だが、今後は多言語への対応も予定している。

 HomeChatでは、家電そのものにLINEのアカウントを設定するのではなく、家庭内で接続された同社のスマート家電に自動でHomeChat専用のアカウントが設定される。普段使っている「LINE」アプリ内の友人や家族とのトークに、家電とのトーク内容が表示されるのではなく、HomeChat専用アプリ内で家電の操作が完結するわけだ。

photophoto HomeChat対応の家電が展示され実際に操作可能(写真=左)。専用アプリ「LG HomeChat」をインストールして利用する(写真=右)
photophoto 家電のコントロール、状態確認がチャットで可能(写真=左)。こちらは従来からある「SmartControl」アプリによる家電操作(写真=右)

LG初のウェアラブルデバイス「Lifeband Touch」

 リストバンド型の「Lifeband Touch」は、主にフィットネス機能を搭載したウェアラブルデバイス。AndroidとiOSに対応する。本体はモノクロの有機ELディスプレイと大型のボタンを備える。タッチパネル対応のディスプレイ上を指先でスワイプすることで、表示の切り替えなどが可能。本体には加速度センサーを内蔵しており、歩数のカウントや消費カロリーなどを記録して画面に表示できる。データはスマートフォンの管理アプリにBluetoothで常時転送される。

 リストバンド部分は、開口している部分が柔軟性のある素材を使っているものの、太さの微調整はできない。そのため、手首の太さに合わせてM、L、XLと3種類のサイズの製品が販売される予定だ。価格は179.99ドル。

 あわせて、心拍センサーを内蔵した「Heart Rate Earphones」も発表されている。Heart Rate Earphonesは、Lifeband Touchと連携でき、右側のヘッドフォン部分に内蔵した心拍センサーが心拍数を常時測定して、Lifeband Touchへ転送・表示できる。Lifeband Touchでスマートフォンの電話の着信操作を行った際は、Heart Rate Earphonesのヘッドフォンでそのまま通話ができる。もちろんスマートフォンで再生した音楽を聴くことも可能だ。こちらの価格も179.99ドルだ。

photophoto LG初のウェアラブルデバイスはフィットネス向けの製品(写真=左)。腕に装着して使う「Lifeband Touch」(写真=右)
photophoto 各種表示が可能な、タッチ式の有機ELパネルを搭載している(写真=左)。「Heart Rate Earphones」は、クリップ式の本体に心拍センサーを内蔵した専用ヘッドフォンを装着する(写真=右)
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