数あるタクシーアプリの中でも、対象とするエリアの広さで安定的な人気を誇るのが「全国タクシー配車」だ。全国47都道府県のタクシー会社108グループと提携しており、約2万400台のタクシーを利用可能。GPS機能を用いて、今いる場所に簡単にタクシーを呼ぶことができる。タクシー会社を指定して迎え先を入力すれば利用できるが、送り先も事前に入力しておくと、その後の移動がスムーズだ。
事前予約やタクシー会社ごとの料金計算、ネット決済などにも対応する。「ササッと電話でタクシーを呼びたい」というときのために、現在地に近いタクシー会社の電話番号を表示する機能も備えている。なお、タクシーを手配した際は、各会社の迎車料金が加算される。
iOS版とAndroid版、Windows 8/8.1対応のタブレット/PC向けに無料アプリとして提供されている「スマホdeタッくん」は、GPS機能を使って現在地から最も近い場所にいるタクシーを呼ぶことができる。
地図から迎えに来てほしい場所を指定し、迎え先や建物名など必要な情報を入力すると、最大2分ほどで近場のタクシーがやってくる。よく使う場所のお気に入り登録や、「近くの施設」機能での場所指定、注文履歴なども活用できる。注文したタクシーが現在どこを走っているのかを確認できるのも便利だ。
現在の対象エリアは東京23区および武蔵野市・三鷹市で、日本交通/大和自動車/共同無線の全車両とチェッカー無線の一部車両を合わせた計約6500台を利用できる。2014年3月までにグリーンキャブ、チェッカー無線、日の丸自動車とも連携し、計約9200台を利用できる予定だ。
「たまには普段乗っているタクシーよりいいものに乗ってみたい」という願望をかなえてくれるのが、スマホアプリ「Uber」だ。Uberは海外でハイヤーの配車サービスを展開しており、日本では六本木中心が対象エリアとなっている。スマートフォンアプリを使って、黒塗りのクラウンやセンチュリーなどが指定の地点まで迎車してくれるサービスだ。事前にクレジットカード情報を登録するので、アプリ内で決済できる。
料金システムは、開始料金が100円で1分ごとに65円の時間料金、1キロごとに300円の距離料金がかかるようになっている。最低料金は800円に設定されている。深夜料金や迎車料金はかからないため、時間帯によってはお得に利用できる。
サービスを利用するには、メールアドレス、携帯電話、パスワード、名前を設定し、クレジットカード情報を登録する必要がある。カードはカメラでスキャン撮影ができるので、いちいち数字を入力する必要はない。
地図が表示されたら、配車してもらう場所をピンで指定する。あとは、「ここでピックアップを依頼する」をタップすれば、車がこちらに向かってくる。地図上に表示されたハイヤーはリアルタイムでその動きを確認できるため、今どの地点にいるかも分かりやすい。ちょっとリッチな車で送迎してほしいと思ったときに活用してみてはどうだろうか。
「終電を逃してしまいそうなので、現在地から家までのタクシー料金を手早く知りたい」というときに役立つのが、Android向けアプリ「タクシー料金早わかり」だ。GPS機能や出発地・目的地の入力で、おおよそのタクシー料金を算出できる。深夜料金の有無や地域の設定なども可能で、より正確な料金が分かる。手持ちのお金で足りるかどうか不安なときに、重宝しそうだ。
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