「Xperia Z Ultra SOL24」のスタミナはどう?――動画+静止画テストで確認「Xperia Z Ultra SOL24」の“ここ”が知りたい 第3回

» 2014年02月22日 16時27分 公開
[田中聡,ITmedia]

 「Xperia Z Ultra SOL24(レビューまとめはこちらから)」は、現行スマートフォンとしては大きい3000mAhのバッテリーを搭載しているが、ディスプレイが6.4インチのフルHD(1080×1920ピクセル)と大きくて高精細なので、バッテリーの持ちが気になるところ。というわけで、YouTubeの動画と静止画を、どれほど連続で再生(表示)できるかを試してみた。

 テスト条件は、こちらの記事(ドコモおすすめ3機種レビュー(後編)――バッテリー、カメラ、CPUの性能を比較する)とほぼ同じもの(au端末なのでiコンシェルやiチャネルは使用できない)。詳細な条件は以下のとおりだ。

  • 満充電の状態で計測開始
  • バッテリー残量の確認には「Battery Mix」アプリを使用
  • モバイルデータ通信(LTE)で通信(通信環境は良好)
  • GPSはオン、Wi-FiとBluetoothはオフにした
  • Googleアカウントの同期はオンにした
  • twicca、Twitter、Facebook、Dropboxにログイン、Yahoo!アプリをインストール
  • ディスプレイ輝度は最大にした
  • テストは東京都江戸川区の屋内で実施した

 YouTubeの動画再生から見ていこう。YouTubeはHD動画を横画面で再生し、スピーカーの音量はゼロにしている。再生日時は2月8日17時44分。1時間あたり21〜22%のバッテリーが減り、4時間38分後に0%となった。日時は違うが、同じ条件でテストした「Xperia Z1 f SO-02F(レビューまとめはこちらから)」は1時間あたり18〜20%の減少で、再生時間は4時間50分だった。通信回線も異なるのでまったく同じ条件ではないが、2300mAhで4.3インチHDディスプレイのXperia Z1 fの方が、スタミナが高い結果となった。

 Wi-Fi接続して輝度を自動調整で、Xperia Z Ultraで再テストしたところ(2月10日21時47分に開始)、1時間あたり15〜16%の減少になり、5時間後でもバッテリー残量は22%だった。3G/LTE/Wi-Fi通信か、またディスプレイ輝度によってバッテリーの持ちは大きく変わることが分かる。

photophoto LTE通信+輝度最大(写真=左)と、Wi-Fi通信+輝度自動調整(写真=右)でテストしたときのバッテリー残量推移
YouTube連続再生テスト
LTE通信+輝度最大 Wi-Fi通信+輝度自動調整
1時間後 79% 85%
2時間後 56% 69%
3時間後 34% 53%
4時間後 12%(38分後に0%) 37%
5時間後 22%

 静止画テストでは、フルHD(1080×1920ピクセル)の写真を表示し続けた。バックライトを常時点灯させるために「Backlight Switch」アプリを使用した。テストは2月9日15時に開始した。

 結果は、1時間あたり10〜13%の減少となり、7時間59分後に0%となった。Xperia Z1 fは7時間後でも54%残っていたので、大きく差がついた。Xperia Z1 fはディスプレイにメモリを搭載しているので、1度表示した画像は液晶から読み込む必要がないが、Xperia Z Ultraにはこの仕組みを採用していないため、差が広がったものと思われる。

 輝度を自動調整にして再テストしたところ(2月16日9時31分に開始)、Xperia Z Ultraは12時間後でも8%バッテリーが残っていた。ディスプレイの輝度だけでも大きくスタミナが変わることが分かる。

photophoto LTE通信+輝度最大(写真=左)と、LTE通信+輝度自動調整(写真=右)でテストしたときのバッテリー残量推移
静止画表示テスト
LTE通信+輝度最大 LTE通信+輝度自動調整
1時間後 87% 92%
2時間後 75% 85%
3時間後 65% 77%
4時間後 53% 70%
5時間後 42% 62%
6時間後 30% 54%
7時間後 19%(59分後に0%) 45%
8時間後 38%
9時間後 30%
10時間後 23%
11時間後 15%
12時間後 8%

 次回は「Xperia Z1 SOL23」との比較や、普段使いのスタミナをリポートしたい。

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