Huawei、“iPad miniとNexus 7を超える”という「MediaPad X1」を発表Mobile World Congress 2014(1/2 ページ)

» 2014年02月24日 13時32分 公開
[長浜和也,ITmedia]

より薄く軽く狭額縁な「MediaPad X1」

 Huaweiは、2月23日(現地時間)にスペインのバルセロナで、関係者に向けた説明会を行い、新モデルの「MediaPad X1」「TalkBand B1」「MediaPad M1」「Ascend G6 4G」「E5786」を発表した。

 「MediaPad X1」は、解像度は1920×1200ピクセルの7インチディスプレイを搭載したタブレットだ。出荷開始は3月の予定で、実売予想価格は399ユーロ。日本への出荷も予定している。

 ディスプレイではIPSパネルを採用したほか、10点同時対応のタッチパネルも組み込んでいる。また、発色と応答速度、そして、消費電力効率に有利なLTPS(Low Temperature Poly-Silicon)を採用したほか、表示するコンテンツの種類によってディスプレイ輝度を自動で調整するCABC(Content Adaptive Brightness Control)の導入で、消費電力の抑制も目指している。

7インチディスプレイの解像度は1200×1920ピクセルで画面密度は323ppi。IPSパネルの採用で視野角は178度を確保。画面輝度は最大515nitsと明るい。一方で、LTPSとCABCの導入で消費電力の抑制も重視している

 同じく7インチタブレットを搭載するNexus 7(2013)や、ほぼ同じサイズのタブレットとして競合するiPad mini Retinaディスプレイモデルと比べて、約239グラムと軽量で、かつ、7.18ミリと薄いボディを実現している。さらに、狭額縁デザインも採用したことで、正面におけるディスプレイ占有率は80%に達し、幅が103.9ミリ、高さが183.5ミリと、こちらもiPad mini RetinaディスプレイモデルやNexus 7(2013)と比べて小型になった。

iPad mini RetinaディスプレイモデルやNexus 7(2013)と比べて、薄く、コンパクトに、そして、軽くなった

また、狭額縁デザインの採用で画面占有率は80%に達した

 本体搭載カメラは、有効13Mピクセルのメインカメラと有効5Mピクセルのインカメラの組み合わせだ。メインカメラにはソニー製のExmor RS BSIを導入している。f値2.2と明るく焦点距離28ミリと広角で、レンズカバーにはブルーガラスを用いている。また、インカメラもf値2.4.焦点距離22ミリで、レンズカバーはブルーガラスを使っている。


 モバイルプロセッサーは、HiSiliconのKirin910を搭載する。Kirin910は、CortexA9ベースのクアッドコアモデルで、動作クロックは最大1.6GHz。システムメモリとして容量2Gバイトを用意するほか、ストレージとして16GバイトのフラッシュROMも用意する。

 統合するモデムでは、下り最大150Mbpsを利用できるカテゴリー 4の4G LTEもサポートした。4G LTEモデムでは、LTE-FDD、LTE-TDDともに対応し、16バンドの帯域で利用できる。さらに、容量5000mAhのバッテリーを内蔵して、インターネット接続なら連続15時間、音楽の再生では連続125時間の動作が可能。また、ほかのスマートフォンに充電できる機能も用意している。

モバイルプロッセサーは、HiSiliconのクアッドコアモデル「Kirin910」を採用。統合するモデムはカテゴリー4の4G LTEに対応する。バッテリー容量は5000mAhで、ここでも、iPad mini RetinaディスプレイモデルとNexus 7(2013)より優れたバッテリー駆動時間を訴求していた

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年