駅構内の案内もお任せ アクシデントにも冷静に対応できるNAVITIME（2/2 ページ）

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複雑な駅の中も安心　新しくなった「屋内ルート案内」

　迂回ルートで移動する際には、普段あまり利用しない駅を経由することもあるだろう。大きな駅での乗り換えは、通る道を間違えると、接続する予定だった電車に乗り遅れてしまったり、方向感覚に自信がない人は迷子になってしまったりする可能性がある。初めて行く駅であればなおさらだ。しかしNAVITIMEなら、そんな心配もまったく不要だ。主要な駅では構内地図を用意しており、どの階段を利用し、どの出入り口を通れば乗り換えができるのか、ちゃんと表示してくれる。

　さらにAndroid版では、3月13日から32エリアで、詳細な屋内ルート案内機能の提供が始まった（iOS版も今後導入予定）。屋内ではGPSが使えないので、音声案内はなく、現在地の表示もできないものの、地上から地下街、駅ビルなどを経由して改札口を通り、電車に乗るホームまでの複雑なルートでも、正確な地図とたどるべき道順でガイドしてくれる。さらに画面上部には目印となる主要なランドマークや階段、改札などの目標も表示されているので、NAVITIME任せで歩ける安心感がある。

　また駅構内や地下街など、屋内にある店舗を目的地に設定し、ルート検索と案内ができる。待ち合わせ場所が地下街の喫茶店だったりしても、屋内ルート案内の対応エリアであれば、NAVITIMEがしっかりその場所まで連れて行ってくれる。

ルート検索結果の徒歩ルートに「屋内ルートあり」の表示がある場合に、屋内ルート案内が利用できる（写真＝左）。屋内ルート用の地図があるエリアは、地図の画面に水色の範囲が表示されるので分かりやすい（写真＝中央）。屋外ルートから屋内ルートへ切り替わるポイントでは、「屋内地図を表示しますか？」とガイドが表示される（写真＝右）

屋内ルート案内に切り替えると、階層を選ぶ表示とともに建物内の地図が表示される（写真＝左）。拡大すると店舗の名前なども細かく確認できる。画面上部には目印となる出口や改札口なども表示してくれる。階段など、階層が変わる場所では切り替えを促す表示も出るので安心だ（写真＝中央）。乗車予定の電車のホームまで案内をしてくれるナビはNAVITIMEだけだ（写真＝右）

屋内ルート案内対応エリア

新宿、渋谷、池袋、北千住、東京、新橋、品川、上野、秋葉原、日本橋、神保町、浜松町、飯田橋、市ケ谷、浅草、四ツ谷、日暮里、神田、代々木、永田町、淡路町、横浜、大宮、成田空港、西船橋、名古屋、大阪、なんば、天王寺、京橋、京都、三宮

タクシーアプリと連携できるのはNAVITIMEならでは

　電車での移動は諦めてタクシーで移動したい。そんなときにはタクシーの配車手配ができるのもNAVITIMEの強みである。

　現在地もしくは出発地/目的地が配車エリアの場合、検索結果上に「タクシーを呼ぶ」という項目が表示される。これをタップするだけで「タクシー東京無線」（無料）というアプリを起動し、タクシーを手配できる。この機能は有料登録をしていないユーザーでも利用できる。タクシー東京無線アプリをダウンロードして会員登録を済ませておけば、東京23区、武蔵野市、三鷹市で配車サービスが利用できる。

飲み会の帰りなどでタクシーを手配したいときにも便利（写真＝左）。タクシー東京無線アプリがインストールされていない場合はダウンロードを促す画面が表示される（写真＝右）

アプリを使ってタクシーを配車する利点は、地図上で迎車場所を指定できることだろう。知らない場所にいてもスマホなら現在地を地図から調べられるので、タクシーを呼ぶ場所の指定に困らない。実際にタクシーに乗って聞いてみると「アプリから配車する人はまだ少ない」と言われたことがあるが、わざわざ電話番号を調べなくていいのもアプリでタクシーを配車する利点だろう。アプリからは車を付ける場所や台数、車種などの指定も行えるので、慣れれば電話よりもスムーズに配車できる。

東京無線アプリを起動して「拡大して場所を指定する」をタップすると、現在地を表示した地図が表示される。迎えに来て欲しい場所に「ココに呼ぶ」マークをドラッグし、「すぐにタクシーを1台呼ぶ」をタップしよう（写真＝左）。「注文」をタップすると配車手続きが完了する。なお、迎車料金300円が別途加算される（写真＝中央）。「詳細注文」では付け場所、台数、車種を選択可能。アプリからは最大5台まで配車できる（写真＝右）

　電車移動での急なトラブル時にも対応できるNAVITIIMEアプリのマルチな機能。ここまでNAVITIMEを活用できれば、もはや達人のレベル。ビジネスでもプライベートでも、スマホを使いこなす“スマートな大人”になっていることだろう。