ウワサのスマートおもちゃ「Moff」を見てきましたWearable Tech EXPO in TOKYO 2014

» 2014年03月25日 14時05分 公開
[山崎春奈 ,ITmedia]

 スマートフォンと連携し、体の動きに合わせて効果音の出る腕時計型の“スマートおもちゃ”「Moff」のプロトタイプが「Wearable Tech EXPO in TOKYO 2014」 (25〜26日、東京ミッドタウン)でデモ展示されている。KickStarterで出資を受け付けており、発送は7月の予定だ。

photo ラバーバンドを手首に装着

 腕時計型のデバイスを身につけ、専用アプリか手首のボタンで「ギター」「サムライ」「ピストル」などのメニューを選ぶ。演奏するように腕を振ったり、刀を振り下ろすポーズをとったり、銃を構える仕草をとると、シーンに合った効果音が流れる。

photo 演奏するように手を動かすとエレキギターの音が
photo 選べるモードは数十個

 ジャイロセンサーと加速度センサーで動きを感知しており、指定した動きに個別に音を設定することも可能。オリジナルの決めポーズで“ヒーローに変身”する音を出して遊ぶこともできる。

photo 高萩昭範社長

 開発のきっかけは、Moffの高萩昭範社長が自身の子どもにおもちゃを買い与える際、飽きたらすぐに捨ててしまうのはもったいないと感じたこと。スマートフォン/タブレットのディスプレイに夢中になるのではなく、テクノロジーを生かしつつ、実際に体を動かして遊べるものにしたかったという。

 日本の会社でありながらKickStarterに英文でプロジェクトページを作成し制作資金を募っている理由は「言語が関係ないデバイスで世界に売り出せると思ったから」と話す。実際に、米国でプロトタイプを展示したところ、エアギターやピストルが大人にも好評で大きな手応えがあったという。

 プロジェクトの目標2万ドルは既に突破しており、出資者の3分の1以上が米国からだという。一般発売は未定で、KickStarterの出資者には7月から発送予定。1つ49ドル、2つで88ドルで、出資は4月10日まで受け付けている。

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