1年働いて分かったモバイル業界の“分かりにくさ”ふぉーんなハナシ

» 2014年04月10日 20時25分 公開
[村上万純ITmedia]

 2013年4月に入社してから、早くも1年がたちました。デジカメすらまともに触ったことのないガジェット音痴の私がITmedia Mobileの編集記者となり、「SIMって何?」「MVNOとは?」という知識ゼロの状態から記事を書き続けました。この1年を振り返って思ったことは「モバイル業界って(消費者にとって非常に)分かりにくいな」ということでした。

 小学5年生から携帯電話を使い始め、現在の端末が7台目で携帯との付き合いは10年以上になります。しかし、モバイル業界の今を伝える立場になってみると、携帯電話の仕組みやネットワーク、通信料などについて何も知らないまま使い続けてきたことに気付きます。「PCも携帯もネットにつながるのが当たり前」な世代なのですが、どういう仕組みでネットにつながっているかを知らない人や、そもそも仕組みに興味や関心がない人も多いと思います。普段当たり前のように使われている「Wi-Fi」という言葉も、改めて説明しろと言われると当初は答えられませんでした。

 今使用しているのはNTTドコモの「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」ですが、購入理由も「家族が全員ドコモユーザーで、バッテリーが一番持つから」というもの。MNPによるキャッシュバックや端末代金の割引など各社力を入れていますが、消費者にとっては違いが見えにくく、一体どこがお得なのか分からないというのが現状なのではないでしょうか。

 スマートフォンを使っていると、通話料とパケット通信料で月額約8000円前後の費用がかかります。これは果たして高いのか、安いのか。ドコモが通話定額サービス導入を発表しましたが、「料金」は消費者にとって最も関心があることの1つ。2年目も消費者目線に立って、モバイルに関わるあらゆる情報を分かりやすく伝えていこうと思う次第です。

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