さて、今まではフレーミングアドバイザーを「オート」にして撮ってみた。オートでは基本的な構図について教えてくれるだけだが、それ以外にもたくさんのフレームが用意されている。どう撮ろうか迷ったときや、カチッと決まった構図で撮りたいときに使ってみるべし。
風景を撮るときは、三角形や黄金分割を使ってみるといい。特に真正面からピシッと撮りたいときは役立つのだ。
試しに黄金分割を使って、夜の橋を中心から撮ってみた。
橋の真ん中にスマホを置いて、黄金分割のラインを参考に構図を決めて撮る。
こういう写真ってまっすぐ撮るのが難しいのだけど、そういうときはこの黄金分割が役に立つのだ。ピシッとしたカッコいい夜景になってくれた。これはなかなかよい。暗い場所なのでISO1250まで感度は上がったが、日没後の紺色の青い空や照らされた鉄橋の迫力がよく出ている。
こんな感じで、フレームをオンにして撮ってみたいろんな写真をどうぞ。
上の写真はオートだとちょっと明るかったので、マイナスの補正をかけている。明るさの補正は画面上で指を上(明るくする)か下(暗くする)へスライドさせるだけなので簡単だ。
SH-04Fは近距離の撮影にも強い。
SH-04FはF値1.9の明るいレンズを搭載しているので、近距離で撮ると背景が大きくボケてくれるのである。
ではフレーミングアドバイザー以外の機能もみていこう。
画面の右にカメラと月が合わさったアイコンがある。これは「NightCatch II」だが、デジカメでいう「暗部補正」。影の部分を持ち上げてやることで全体のバランスを整えて撮ってくれる機能。普段はオートでOK。特にコントラストを強めに出したいときはオフにする。
その下にはHDRアイコンがある。SH-04FはリアルタイムHDR機能を持っている。HDRというのは明るい写真を暗い写真の両方を撮って合成することで、明暗差が大きな構図、特に背景と前景で明るさが違いすぎるとき(逆光など)に有効。HDRをオートにしておくとカメラが自動的に判断して切り替えてくれるし、手動でオンオフすることもできる。
従来のHDR撮影は、1回の撮影で2回から3回シャッターを切るので動いてる被写体があると、そこでずれてしまうことがあった。その点、SH-04Fは2枚を同時に撮る(おそらく、隣り合う2つの画素で違う露出で撮って合成してる)リアルタイムHDRなので、その心配がいらないのはよいことだ。
基本的にはこれらはオートにしておけば問題なし。HDRがオートのときはカメラが自動的に判断し、明暗差が一定以上大きいときに自動的にHDR撮影される。リアルタイムHDRなので、撮る側はまったく気にしなくていい。
差が分かりやすいところで、手動でHDRオフとオンで撮り比べてみた。
もうひとつ細かいところで、連写機能も挙げておきたい。SH-04Fはシャッターボタンを長押しすると自動的に連写が始まるようになった。連写モードにしなくても、「あ、ここで連写したい」と思ったら長押しすればいいのだ。再生時は連写画像をまとめてくれるので、枚数が多すぎてあとで困るということもない。
これらが、おまかせオートの中で使えるさまざまな撮影機能だ。
夜の写真も改善された。先述したNightCatch IIにより、フラッシュを点灯させ、近いものはライトの明るさで、夜景は高感度で撮影して不自然さのない人物+夜景ショットを撮れるのだ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2014年6月4日