使っていくうちに、いつの間にか“上手な”写真が撮れる――新しい「AQUOS」のカメラ荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)

» 2014年05月22日 10時00分 公開
[荻窪圭,PR/ITmedia]
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全天球パノラマ撮影に挑戦

 SH-04Fはおまかせオートや人物、風景などのシーンモードのほかに、さまざまな撮影機能を持っている。

 注目すべきは「全天球パノラマ」。SH-04Fは「SHカメラ」というシャープオリジナルのカメラアプリを使うが、そのカメラアプリからGoogle標準のカメラアプリを呼び出せる設計になっている。全天球パノラマは、Googleカメラアプリで用意されている機能の1つだ。

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 「全天球撮影」を選ぶと、Googleのカメラアプリが起動するので、そこで「Photo Sphere」を選ぶ。これで全天球パノラマ撮影が可能になる。

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 全天球パノラマとは何か。普通のパノラマ撮影機能は左右一方向の横長(あるいは縦長)写真を撮るもの。360度分を撮ると、ぐるっと1周した円筒形の写真になる。それを画面上で左右に動かしながら楽しむ。

 対して全天球パノラマは、それに上下を加えたもの。左右のみならず空から地面まですべてを撮影したパノラマだ。それを球の内側に入って眺めるような感覚で楽しむのである。

 全方向あるので、そのときにいた場所すべてを収められるのだ。これは面白い! ただし、上下前後左右すべてを撮影するには大量に撮らなければならい。ざっと数10枚。

 でも作業自体は簡単だ。こんな感じである。

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 まず表示されている点が、十字を切った円の真ん中にくるようにカメラを動かす。すると自動的にシャッターが切れる。あとは表示されている点をとりこぼさないようにカメラを動かしていくだけで、数10枚の撮影が済んでしまう。この過程も意外と楽しい。撮影は自動なので、カメラを持った自分が回転しながら上も下もまんべんなく撮っていくのである。

 別の場所で撮ったものだが、最終的にはこんなふうになる(四角い枠が撮影した写真)。

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 隙間なく撮影が終わったなと思ったら「チェックマーク」をタップして完了。本来なら、回転軸を完璧に固定してきれいに回しながら撮らねばならないところを、手持ちで撮っているので撮影直後はこんな状態だ。

photo 各写真が全然合っていない。大丈夫か?

 でも大丈夫である。しばらく待つときちんとつながるのだ。

photo 無事つながった

 できあがったのがこの写真。一見、普通のパノラマ写真だが、実はこの中にてっぺんから真下まですべてが入っているのだ。地球儀を平面の世界地図に展開したのと同じようなものと思えばOK。

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 これを写真アプリで観ると、指でぐるぐる回して楽しめるのである。また、スマホの加速度センサーと連動して表示もできる。つまり撮影時右手にあった景色は、スマホを右方向に動かすと表示され、背中側にあった景色はスマホを背中側に向けると表示されるというバーチャルリアリティ感も楽しめる。

photophoto 全天球画像は中央にSphereのアイコンが表示される。これをタッチすると再生モードになり、ぐるぐる回して楽しめる(写真=左)。再生中。好きな方向をこうして眺められる(写真=右)

 文章で書くとややこしそうだけど、「Googleマップのストリートビュー」を自分で作れると思えば挑戦してみたくなる人も多かろう。

 実際、この全天球パノラマ写真をGoogle+にアップロードすれば、Google MapのPhoto Sphereに自分が撮った全天球パノラマを追加することもできる。

 この全天球パノラマ写真から惑星の画像を作り出せるのも面白い。タイニープラネットと呼ばれるもので、アルバムアプリの「画像編集」から「小さな惑星を作成」を選ぶだけでOK。全天球画像を真上から見た図を作り、ぎゅっと圧縮して小さな惑星のように見せる技術だ。

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 できあがったのがこれ。全天球パノラマならではの面白い表現ではないか。

photo タイニープラネット

 この全天球パノラマ撮影機能は流行するかもしれない。

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