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» 2014年05月30日 17時08分 UPDATE

ワイヤレスジャパン2014:アイデア次第で可能性は無限大! AndroidユーザーはNFCで遊ぼう

日本Androidの会のブースでは、NFCを使って楽しく遊ぶ方法を紹介している。店舗側がお客さんとの関係性を高めるために使用するなど、使い方はアイデア次第だ。

[村上万純,ITmedia]

 Android端末を使って“楽しく遊ぶ”をテーマに電子工作などを披露している日本Androidの会は、ワイヤレスジャパン2014のブースで近距離無線通信規格であるNFC(Near Field Communication)の活用事例を展示した。NFCを使うことで、身近なものが楽しく便利に変化する、ということを実感できるはずだ。

 NFCはiPhoneには搭載されていないAndroid端末ならではの機能。同団体の秋葉原支部アクセサリ部に所属する大坂泰弘さんは、「海外では韓国を始めNFCの利用が盛んですが、日本はおサイフケータイ(FeliCa)が主流です。その理由は、国内にiPhoneユーザーが多かったり、FeliCaの存在感が強すぎたりとさまざまですが、今やほとんどのAndroid端末でNFCを使えます」と説明する。また、「NFCは数十円と安価で、アイデア次第で便利に楽しく使えます」と続けた。

親子の交流を図ってみる

 会場では大坂さんがお子さん向けに自作したNFCブロックを紹介。タグにスマホでタッチすると、ブロックに書かれた文字を音声で読み上げるというものだ。大坂さんは「あらかじめブロックに貼ったNFCタグを専用アプリで読み込み、スマホ上でテキストを入力します」と説明する。テキストを読み上げる専用アプリは大坂さんの友人が約1日で開発したもの。Google Playで「NFC」と入力して検索すると、タグ情報の読み込みができるものなど、関連アプリがずらりと並ぶ。

photophoto タッチすると、ブロックに記された文字を音声で読み上げる(写真=左)。タグ情報を読み取るアプリは数多く存在している(写真=右)

 また、飛行機に乗った際にお子さんがもらったという飛行機の模型にもNFCタグを付けた。「子供は普段こういうものをもらっても、すぐに飽きて放置してしまうんです。でもこうやってタグを付けて旅の思い出が詰まった写真や動画にアクセスできるWebページを仕込んでおけば、思い出したようにタッチしてくれます」と大坂さんは説明する。ほかにも大坂さんは、お子さんが自作したてるてる坊主にタグを装着し、タッチすると天気予報が分かるという、自作物に付加価値を付けたアイデアも紹介した。

photophoto 飛行機の模型にタグを貼り付け、旅の思い出を振り返る(写真=左)。てるてる坊主にタッチすると天気予報が分かるようにした(写真=右)

日常生活をより便利に

 日常生活を送る中で身近にあるものに目を向けると、NFCが活用できそうなものがあることに気付く。印鑑に活用すると、専用アプリで印鑑の使用履歴を記録する際にワンタッチで入力画面のWebページにアクセスでき、記録をするのが簡単になる。また、内服薬の袋にタグを貼り付け、タッチするまでスマホアプリのアラームが鳴りやまないにすることで、飲み忘れを防止できる。冷蔵庫で切らすと困る食材があるという人は、マグネットにタグを付け、在庫がなくなったときにワンタッチでオーダーができるようにすることも可能だ。アイデア次第で、日常生活がより便利になる。

photophoto 印鑑だけでなく、パスポートも利用履歴が気になるアイテムだろう(写真=左)。タッチしないとアラームが鳴りやまない内服薬袋。目覚まし時計などにも応用できそうだ(写真=右)

 NFCは、個人利用だけでなく商用利用にも便利だ。「FacebookやTwitterなどSNSアカウントを持つ店舗は、NFCを利用した方が便利だと思います」と大坂さんは話す。QRコードの読み込みやアドレスの入力などわずらわしい作業をせずとも、ポスターやチラシなどにタグを貼っておけばタッチするだけですぐにアカウントをフォローできる。タグの値段も安価でさほど手間もかからないため、店舗側の負担も少ない。大坂さんは「NFCの認知度が低いため、店舗もユーザーもそういったことができること自体を知らないのが一番のハードルですね」と話し、日本でのNFC利用はまだ一般的ではないことを改めて語った。

photophoto 名刺をタッチして店舗までの道のりを表示したり(写真=左)、ソーシャルアカウントをワンタッチでフォローしたりできるなど、商用活用も望める(写真=右)

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