ジャパンディスプレイ、白画素搭載で省電力の7型“2560×1600”液晶モジュール

» 2014年05月30日 20時30分 公開
[ITmedia]
試作品の液晶モジュール

 ジャパンディスプレイは5月29日、「WhiteMagic」シリーズの液晶モジュールに、新開発の部分駆動バックライトを搭載する7型ワイドモデルを開発したと発表した。米国カリフォルニア州サンディエゴで6月1日(現地時間)に開催される「SID DISPLAY WEEK 2014」で展示を行う。

 WhiteMagicシリーズは、RGBにW(白)画素を加えて画面全体を明るくすることで、外光下での視認性確保や低消費電力に注力した液晶モジュール製品。その効果を高めるには、入力映像を解析し、液晶パネルとバックライトを効率的に駆動することが重要になる。そこで新たに部分駆動バックライト(local dimmingバックライト)を採用し、従来のWhiteMagicより20%の消費電力を削減した。また、LEDを導光板の縁に配置するエッジライト方式により、モジュール全体を薄型化している。

 試作品の仕様は、液晶モードがLTPS IPS、画面サイズが7型ワイド、解像度が2560×1600ピクセル(WQXGA)、画素密度が約431ppi、城戸が500カンデラ/平方メートル、色域がNTSC比70%、コントラスト比が2200:1(最大1万9000:1)、視野角が上下/左右で各160度となる。モジュールの厚さは1.16ミリ、額縁寸法は左右1ミリだ。

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