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» 2014年07月29日 08時49分 UPDATE

SIM通:SMS付きSIMカードのメリットって何?

データ通信専用のSIMカードを購入する場合は、SMS対応の製品を選んだ方が無難です。

[SIM通]
SIM通

 MVNOのデータ通信SIMで、このところにぎやかな話題があります。それは「SMSオプション」です。

 OCN、IIJmio、日本通信をはじめとしたMVNO各社は、格安SIMでのSMSオプションを提供しています。MVNOサービス開始当初から事業者は少なかったのですが、2013年10月頃からほとんどのMVNOがSMSに対応。

 SMSってそんなに注目度の高いサービスなのかな? と疑問の方もいると思います。

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 そもそもSMSとは「Short Message Service」の略で、携帯端末同士で全角で70文字程度の短いテキストを送受信できるサービスです。電話番号を指定して送受信できるサービスなので、相手のメアドを知らなくてもメッセージを送れるので、ラクな場合もありますよね。

 とはいえ、そんなに利用頻度の高いサービスではないですし、データ通信専用SIMには要らないような…と思う人も少なくないと思います。『LINE』のユーザー登録に使われたりもするので、必要な人には必要なサービスですが、各社がこんなに力を入れるもの? と疑問を抱く人もいらっしゃることでしょう。

 実はこれ、「セルスタンバイ問題」という、ちょっと困った事態を解決してくれちゃう、ステキオプションだったりするのです。

 皆さんもデータ通信用SIMを差したとき、通信はできるのにアンテナピクト(電波状態を示すアンテナ)がちゃんと表示されない…なんてことを経験した人もいるかもしれません。これは端末側の認識の問題で、音声用の回線に繋げられないと、ちゃんと電波を掴めていないと判断されて、アンテナピクトが立たないようになっていたりするんですね。データ通信用のSIMですから、音声回線を持っているわけがないので、この辺は仕方のない仕様だったわけです。

 アンテナピクトが立たないだけならそんなに問題はないのですが、モバイルにとっては致命的な問題も同時に発生してしまうことがあります。それは「バッテリー消費がなぜか速くなる」ということ。これは、音声回線を見つけられないため、端末によっては常に接続先を探してしまい、どんどん電力が消費されるというカラクリなのです。アンテナが立たない山の中に携帯電話を置いておくと、恐ろしいほど速くバッテリーが消費されるのと同じといえますね。

 そこで登場したのがSMS付きSIMカード。SMSは音声回線を使ったサービスなので、端末側から見ると音声回線もデータ回線もきちんと認識できるようになります。アンテナピクトも立って、バッテリーも無駄に消費しないでうまく運用できるようになる、というわけなんですね。

 先ほども書きましたが、この問題が発生するのは「端末次第」なところがあります。SIMを使おうとしている端末が何に適しているか分からないときは、SMS機能付きのSIMを購入するほうが無難かと思います。ただし、各社とも、150円前後/月のオプションがかかります。

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