こんなスマホを待っていた――薄くてオシャレで使いやすい「STREAM S」の魅力とは？（2/2 ページ）

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Huawei独自の「Emotion UI」で直感的に操作できる

　一般的なAndroidスマートフォンは、ホーム画面のほかにアプリ一覧画面が用意されている。同じアイコンが複数の画面にあることや複雑な階層構造に、初めてスマートフォンを使う人は戸惑いを感じるかもしれない。

　STREAM Sが採用しているUIは、Huawei独自の「Emotion UI」。ホーム画面とアプリ一覧画面を区別することなく、アプリはすべてホーム画面から直感的にアクセスできる。ホーム画面を横スクロールしていけば、すべてのアプリを確認でき、目的のアプリを素早く起動できるので、初めてスマートフォンを使う人でも理解しやすいだろう。もちろん、アイコンはフォルダ分けができ、ホーム画面のページを増やしたりウィジェットを配置したりもできる。

　好みのウィジェットを配置してもいいが、時刻や天気、音楽プレーヤーのコントローラー、スピードダイヤルなどの機能がまとまったウィジェットがプリセットされているので、天気を知りたい場所やよく電話をかける相手などを設定しておくと便利だ。なお、ワンタッチでテザリングを利用できる「Pocket WiFiウィジェット」も用意されている。

初期状態のホーム画面。一番左のページには、各種機能をまとめたウィジェットを配置（写真＝左）。フォルダ分けされているものもあるが、アプリのアイコンはすべてホーム画面上に配置されていて、ここから素早く起動できる（写真＝中、右）

壁紙をランダムで切り替えられる設定も用意されている。表示する画像は内蔵壁紙かギャラリーかを選べる

　シンプルなレイアウトと大きなアイコンによって、スマートフォン初心者でも使いやすいよう配慮した「シンプルメニュー」も利用できる。ホーム画面が3ページ構成になり、「ダイヤル」「メール」「ブラウザ」「カメラ」といったよく使う機能が1ページ目に表示されるほか、2ページ目以降はPlayストア、Gmail、Facebook、Twitterなどが表示される。「その他」「ダウンロード」からほかのアプリを探せるが、任意のアプリをシンプルメニューに追加することも可能だ。

よく使う機能やアプリが大きなアイコンで分かりやすく表示される「シンプルメニュー」（写真＝左、中）。「設定」も、よく使われるであろうWi-Fi、Bluetooth、画面の明るさ、壁紙などが大きなアイコンで表示されるので見やすい（写真＝右）

　ヤフオクやYahoo!ニュース、防災速報など、Yahoo!のさまざまなサービスが利用できるアプリもプリセットされている。端末を購入後、アプリを探してダウンロードすることなく、すぐにおなじみのサービスを利用できるのはありがたい。

天気予報や乗換案内のほかに、「Y!アプリ」のフォルダがあらかじめ用意され、Yahoo!のさまざまなサービスがすぐに使えるようになっている

　日本語入力システムは「FSKAREN for Huawei」を採用。入力する文字種をキーボード上部のタブから素早く切り替えられるのが便利だ。キーボードのデザインやサイズ変更もでき、好みにカスタマイズして快適に入力できる。かな、漢字、英数字の手書き入力もサポートしている。

日本語入力システムは「FSKAREN for Huawei」。文字種をキーボード上部のタブから素早く切り替えられる（写真＝左）。キーボードの「Menu」からさまざまな設定が可能。キーボードのデザインやサイズ変更もできる（写真＝中）。手書きの入力もできる（写真＝右）

　ほかの日本語入力システムであまり見られないのが「ワンタッチ変換」だ。これを利用すると、「あ」〜「わ」キーをタップするだけで、5音節の組み合わせの文字を変換できる。例えば「おはよう」と入力するのに「あはやあ」と打って「変換」キーを上にフリックすると、「おはよう」と入力できる。フリック入力が苦手な人は試してみてはどうだろう。

「Menu」→「ON／OFF設定」から「ワンタッチ変換」をオンにする。「あ」〜「わ」の組み合わせだけで入力して、「変換」キーを上にフリックすると、母音が「あ」以外の音の言葉が変換候補に表れる

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　大型モデルが多いAndroid端末の中にあって、STREAM Sの手にしっくりくるサイズ感や軽さは貴重だ。また、本体の薄さがシンプルなデザインを一段と洗練されたものに高めている。超ハイスペックとはいえないが、機能のバランスがよく、小気味よく使える。ちょうどいいサイズと満足のデザイン、充実のインカメラが魅力のSTREAM Sは、スマートフォンを快適かつ楽しく使いたい人にオススメの1台だ。