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» 2014年08月01日 16時01分 UPDATE

2万本のバラ(本物)でお祝い:サムスン、「GALAXY Tab S」の国内販売を開始 Wi-Fi版のみの理由とは?

サムスンがAndroidタブレット「GALAXY Tab S」シリーズを発売。製品説明会では、2万本のバラを使ってそのディスプレイの美しさを演出した。

[平賀洋一,ITmedia]

 サムスン電子ジャパンは7月31日、8月1日に国内販売を開始するAndroidタブレット「GALAXY Tab S」シリーズの製品説明会を開催した。

photo 「GALAXY Tab S」の10.5型(写真=左)と8.4型(写真=右)

 GALAXY Tab Sは、同社がフラッグシップモデルと位置付けるハイスペックなタブレット。ディスプレイサイズは8.4型と10.5型の2種類で、どちらも解像度がワイドQXGA(2560×1600ピクセル)のSuper AMOLEDを採用した。このディスプレイは、米Adobe Systemsが定義する色空間「AdobeRGB」を90%以上表示できるという色域の広さと、有機ELならではの高コントラスト比が特徴だ。

photo サムスン電子ジャパン 無線事業本部 営業チームの荒井清和氏

 日本で発売するのはWi-Fiモデルのみで、LTE/3G通信には対応していない。この理由についてサムスン電子ジャパン 無線事業本部 営業チームの荒井清和氏は、「日本のタブレット市場は、前年比16%増の882万台、約3400億円の市場規模と想定されている。中でもWi-Fiモデルの伸びは著しく、2014年度は全体の64%、567万台と見込まれる」と、Wi-Fiモデルを主軸とする販売方針を説明した。販売もキャリア経由ではなく、全国の家電量販店とそのECサイト、また一部店舗内にある同社のブランドショップ「GALAXY SHOP」で行う。実売想定価格は、8.4型が4万4800円(税別、以下同)、10.5型が5万9800円。

 荒井氏はさらに、「タブレットはコンテンツを見るツールとして使われており、映像や動画、音楽を再生するデバイスはPCからタブレットへ大きくシフトしている」と述べ、「GALAXY Tab Sには高精細な映像技術と手軽に持ち運べるポータブル性、高い操作性をサポートするCPUなど、コンテンツを楽しむために最適な技術を搭載した。すべてに最高を求めると、タブレットはこうなる」と製品への自信を見せた。

photophoto 2014年に882万台規模になると見込まれる国内のタブレット市場(写真=左)。そのうち64%近くがWi-Fiモデルと予想される(写真=右)

 GALAXY Tab Sのディスプレイは色再現性が高いだけでなく、表示する内容と端末が置かれた環境の明るさや屋外/屋内の違いを判断して自動調整する“賢さ”も兼ね備えた。アダプトディスプレイと呼ばれるこの機能は、例えば電子書籍を表示する際に白い部分の色温度を変えて柔らかい印象にし、またまぶしくないよう明るさも調整する。

 加えて、大画面を生かしたマルチタスク機能も利用できる。すべてのアプリが使える分けではないが、画面を2分割してブラウザやマップなどを同時に表示して、PCのような使い方も可能だ。GALAXY S4以降のサムスン製スマートフォンとWi-Fiダイレクトで接続するサイドシンク機能を使えば、タブレットからスマートフォンをリモートで操作でき、通話の発着信も行える。

photophoto 無線事業本部 GALAXYマスターの増田夏恋氏(写真=左)と竹内健太氏(写真=右)が、GALAXY Tab Sのボディや機能などを詳しく紹介

 2モデルとも厚さ6.6ミリとスリムなボディで、特に8.4型は重量が294グラムで同型クラスでは最薄・最軽量を実現した。10.5型も重量495グラムと、500ミリリットル入りのペットボトルとほぼ同じ重さ。また狭額縁設計で、幅と高さもコンパクトに仕上げた。

 プロセッサは1.9GHzクアッドコアと1.3GHzクアッドコアを組み合わせた「Extnos 5 オクタコア」を搭載した。リッチコンテンツの表示やマルチタスク操作をストレスなく処理できるだけでなく、バッテリー持ちの良さも特徴。システムメモリは3Gバイト、内蔵ストレージは8.4型が16Gバイト、10.5型が32Gバイトで、どちらも最大32GバイトまでのmicroSDHCを外部メモリとして利用できる。メインカメラは有効約800万画素、インカメラは有効約210万画素のCMOSを採用。GALAXY S5と同様にホームキーに指紋センサーを内蔵している。

photophoto ステージには、バーグマンさんが手がけた2万本のバラを使ったフラワーウォールが(写真=左)。会場の随所が、フラワーアレンジメントで彩られていた(写真=右)

 今回のGALAXY Tab S説明会場は、日本で活躍するフラワーアーティストのニコライ・バーグマンさんが手がけたフラワーアレンジメントで彩られていた。特に目を引いたのが、約2万本のバラ(生花)と50台のGALAXY Tab Sを使ったステージ上のフラワーウォール。美しいグラデーションを描く色とりどりのバラの合間にGALAXY Tab Sを埋め込み、撮影したバラの花を表示してディスプレイの鮮やかさを演出していた。

 普段からタブレットを活用しているというバーグマンさんは、GALAXY Tab Sのディスプレイの美しさに驚いたといい、「花の写真をキレイに表示できて、ニュアンスなども伝わってくる。写真を撮るのも楽しくなる。これには驚きました」とお気に入りの様子。「クライアント向けにプレゼンテーションをすることが多いので、自分のデザインをより良く見せられるタブレットを活用してきたいですね」と語った。

photo タレント・女優の西山茉希さん(写真=左)とフラワーアーティストのニコライ・バーグマンさん(写真=右)

 イベントには、スペシャルゲストとしてタレントで女優の西山茉希さんも登場。西山さんもGALAXY Tab Sの画面の美しさに驚いたという。「携帯電話で撮った写真をGALAXY Tab Sに移して見てみましたけど、自分で撮影した写真の手ブレやピンぼけが分かってしまって、こんなに下手だったのか……と。ケータイの画面で見るのとテンションがぜんぜん違いますね」。

 会場ではそんなプライベート写真から、お気に入りの数枚を披露。その中の1枚は2013年10月に生まれた長女のもので、「今は生活は彼女中心で、撮る写真も子供がほとんどですね」とのこと。またGALAXY Tab Sで塗り絵などが楽しめるキッズメニューにも触れ、「子供だけでなく、親も喜べますね」とアピールしていた。

写真で見る「GALAXY Tab S」

photophoto 8.4型の前面(写真=左)と背面(写真=右)。主に縦向きで使う
photophoto すっきりとした左側面(写真=左)、右側面には電源キーとボリュームキー、microSDスロットがある(写真=右)
photophoto スピーカーは上面(写真=左)と底面(写真=左)にある。横向きにするとステレオスピーカーになる設計。イヤフォンジャックも底面に
photophoto ホームキーは指紋センサー付き(写真=左)。GALAXY S5との比較(写真=右)
photophoto 横向きの10.5型。正面(写真=左)と背面(写真=右)
photophoto 2モデルとも純正オプションとしてブックカバーを用意。背面のホールにパチッと差し込んで固定する

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