災害でスマホがクラッシュ…!その時どうする?R25スマホ情報局

» 2014年08月11日 00時00分 公開
[R25スマホ情報局]
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 2014年7月に日本列島を横断した台風8号は、沖縄や長野、新潟などで大きな被害を引き起こした。これを踏まえて通信キャリア各社は、厚生労働省が発表する災害救助法の適用地域で支援措置を行うと発表。被災者への援助をしているという。では、災害に遭った場合に、キャリアはどのような対応をしてくれるのだろうか?

 例えば、ドコモでは天災でスマホが故障した場合、具体的な支援内容は状況によって異なるが、修理代金の一部を減額するなどの補償が行われるということで、同様の対応をauやソフトバンクでも行っているとのこと。

 ただし、補償を受けるには、各キャリアとも請求書の発送先や契約時に登録した住所が、災害救助法の適用地域内にある必要がある。つまり、旅行先で被災した場合は対象から除外されるということ。このような措置が行われる場合には各社のホームページで告知がされるので、被災した場合には確認しておくとよいだろう。

 今回のような大規模な天災では支援措置が施されるが、そこまで大きな災害でなくても、たとえばゲリラ豪雨や地震に遭った拍子に、スマホが水没や破損事故などで壊れる可能性はないとは言い切れない。そんな万一の心配を補償するため、各キャリアでは独自の補償サービスを提供している。

 ドコモの補償サービスは利用している端末に合わせて、全部で3種類を用意。2013年冬モデル以降の機種は月額380円の「ケータイ補償サービス」が利用でき、水濡れなどで故障したスマホを1年に2回まで交換できる。料金は1回目が5000円、2回目が8000円。また、自分のスマホを使い続けたい場合にも、3年間までは無償で修理し、補償対象外の修理でも上限5000円で受け付けている。

 一方で、2013年夏モデル以前の機種は月額280〜380円の「ケータイ補償 お届けサービス」の適応となり、こちらは故障したスマホについて年2回の交換のみに対応。iPhone向けには「ケータイ補償サービス for iPhone & iPad」を用意し、水濡れや全損などの際に年2回まで端末の交換に対応する。月額料金は5sが600円、5cが500円となり、交換時には7500円の利用料が必要となる。

 auでも「安心ケータイサポートプラスLTE」という月額380円の会員サービスを提供。水濡れなどで故障したスマホを1回目は5000円で、2回目は8000円で交換してくれる(※)。なお、故意の破損や改造などの補償対象外の場合には、修理費用は上限5000円までの対応となる。

※auを3年以上利用しているユーザーの場合は、この金額から2000円が割引かれる。

 ソフトバンクの「あんしん保証パック」では、月額500円で壊れたスマホの修理費用が無料に。ただし、水濡れや全損は保証外となり、修理費用は一律5000円となる。その一方で、ほかのキャリアにはない補償内容が充実しているのが特徴。盗難や紛失の場合には新端末を特別価格で購入できるほか、外装の破損では修理代を90%割り引き、1年に1個電池パックを無料でもらえる。

 被災時にキャリアからどんなサポートが受けられるのか? もしものときに慌てずに済むように、あらかじめ補償内容はきちんと把握しておきたい。

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