M+、ACとCの違い…便利なスマホ電卓術R25スマホ情報局

» 2014年08月29日 12時28分 公開
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 8月末にリリース予定のアプリ「ステルス電卓」が話題を集めている。電卓なのにキーがなく、フリック操作だけで計算できるというものだ。使い勝手が良くおもしろそうなアプリだが、実はプリセットされている電卓アプリも、使いこなせばかなり便利らしい。

 そこで、見たことはあるけど使ったことがない電卓のキーの使い方を、簿記の学校「堀川塾」塾長で税理士の堀川 洋さんに教えてもらった。

photo iPhoneの電卓は、画面を横位置にすることで「M+」「M−」などのメモリーキーや関数計算キーが出てくる

「%」キー

 記号の意味は当然知っていても、電卓の機能として使っている人は少ないかもしれない「%」。簡単な操作で商品の税込み価格やセール品の割引価格などが算出できる。iPhoneの場合、例えば、2万5500円の商品が25%引きになっている場合の価格を求めたいときは、以下のように操作すればOK。

25500[−]25[%][=]19125円

「M+」「M−」「MR」「MC」などのメモリーキー

 スマホの電卓にも搭載されていることの多いメモリーキー。まずは、それぞれの意味を把握しよう。

  • 「M+」(メモリープラス):表示されている数値を電卓に記憶させるキー
  • 「M−」(メモリーマイナス):表示されている数値を記憶させた数値からマイナスしたいときに使うキー
  • 「MR」または「RM」(メモリーリターン):メモリー内に記憶されている数値の合計を呼び出すキー
  • 「MC」(メモリークリア):メモリーを消去するキー

 例えば、「(28×41)−(19×38)」など、複数の数式を組み合わせた計算をしたい場合に便利です。以下のように入力すると計算できます。

28[×]41[=][M+]
19[×]38[=][M-]
[MR]426

「AC」キー、「C」キー

 似ているようで、意味が異なる「AC」(または「CA」)と「C」。「AC(オールクリア)」は基本的に計算した情報をすべて消去するが、「C(クリア)」は最後に入力した数値だけを消去する。つまり、途中で入力ミスをした場合、「C」を押して一度「0」に戻して入力し直せば、そのまま計算を続けられるのだ。

 「ただし、アプリによって、キーの意味や操作法が違う場合があるので、注意してください。普段使いだけでなく、簿記や不動産系の資格を目指している人も、知っておくと得ですよ」(堀川さん)

 うまく電卓を使いつつ、“ひとつの機能に特化した”電卓アプリも入れておくと、さらにスムーズに計算できるだろう。月々の返済額が計算できる「どこでもローン計算」(iOS対応/無料)、海外通貨を換算できる「両替ルート計算無料版」(iOS対応/無料)、計算履歴が表示され、源泉所得税の計算にも対応している「LateCalc」(Android対応/無料)など、普段計算することの多いものに合わせて選ぼう。

 意外と知らない電卓の活用法。頭に入れておくと日常生活はもちろん、ビジネスでも役立つはずだ。

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