現状発表されたラインアップを見ると、画面サイズが大きなものに集中している。GALAXY Note Edgeが5.6型、Xperia Z3が5.2型で、先に発売されたiPhoneも6が4.7型、6 Plusが5.5型。コンパクトなスマートフォンが欠けている印象だ。IFAではXperia Z3と同時に「Xperia Z3 Compact」も発表されたが、こちらはKDDIでは発売されない。
ただし、コンパクトモデルについて内藤氏は「いろいろと考えている」と述べ、今後に含みを持たせた。また、今回発表された2機種は、グローバルモデルがベースとしてあり、そこに日本向けの機能を盛り込んでいる。例年の傾向を考えると、ドコモが9月30日に予定している発表会で、同じ機種が発表される可能性は高い。それ以外のキャリアから登場する確率も、ゼロではないだろう。
isai FLやHTC J butterflyのような、差別化のカギとなる“オリジナルモデル”はあるのか。この問いに対して内藤氏は次のように答える。
「商戦期で考えたとき、単に(メーカーからグローバルモデルを)買ってきて並べるだけはつまらない。差別化はキャリアとして出していきたいと思っているし、その準備もしている」
こうした発言からは、Xperia Z3、GALAXY Note Edge、GALAXY Tab Sの3機種以外の機種も控えていることがうかがえる。ラインアップの全貌が明らかになるまで、もう少し待つ必要がありそうだ。
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