ターゲットは先進層――KDDIに聞く「Xperia Z3」「GALAXY Note Edge」投入の狙い石野純也のMobile Eye(9月16日〜26日)(2/2 ページ)

» 2014年09月26日 22時54分 公開
[石野純也,ITmedia]
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コンパクトモデルやオリジナルモデルも、冬モデルの全貌はこれから

 現状発表されたラインアップを見ると、画面サイズが大きなものに集中している。GALAXY Note Edgeが5.6型、Xperia Z3が5.2型で、先に発売されたiPhoneも6が4.7型、6 Plusが5.5型。コンパクトなスマートフォンが欠けている印象だ。IFAではXperia Z3と同時に「Xperia Z3 Compact」も発表されたが、こちらはKDDIでは発売されない。

photo IFAで発表された「Xperia Z3 Compact」は発売されない。冬モデルでは、コンパクトモデルの登場にも期待したい

 ただし、コンパクトモデルについて内藤氏は「いろいろと考えている」と述べ、今後に含みを持たせた。また、今回発表された2機種は、グローバルモデルがベースとしてあり、そこに日本向けの機能を盛り込んでいる。例年の傾向を考えると、ドコモが9月30日に予定している発表会で、同じ機種が発表される可能性は高い。それ以外のキャリアから登場する確率も、ゼロではないだろう。

 isai FLやHTC J butterflyのような、差別化のカギとなる“オリジナルモデル”はあるのか。この問いに対して内藤氏は次のように答える。

 「商戦期で考えたとき、単に(メーカーからグローバルモデルを)買ってきて並べるだけはつまらない。差別化はキャリアとして出していきたいと思っているし、その準備もしている」

photophoto 「HTC J butterfly」や「isai FL」など、独自モデルの開発にも注力してきたKDDI。このような差別化の鍵となる端末の準備は続けているという

 こうした発言からは、Xperia Z3、GALAXY Note Edge、GALAXY Tab Sの3機種以外の機種も控えていることがうかがえる。ラインアップの全貌が明らかになるまで、もう少し待つ必要がありそうだ。

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