一緒に食事をしているのにスマホをいじる人に対して「失礼だ」「マナーが悪い」など、思わずイラッとする人もいるだろう。だが、20〜30代の約7〜8割がスマホを所持しているとの調査結果もあり、その普及率の高さを考えれば、食事中のスマホ利用が気にならない人は意外に多いのかもしれない。そこで、20〜30代の男女221名にアンケート調査を行った(協力:ファスト・アスク)。
まずは、食事中に相手がスマホを操作するのを許せるか尋ねたところ、約半数が「操作内容によっては許せる」(49.8%)と回答。次いで「許せる」(19.9%)、「相手によっては許せる」(19.5%)、「どんなときでも許せない」(9.5%)と続いた。なかには「気持ちが冷める」(35歳・女性)のような厳しい意見もあったが、多くは「相手と操作内容と状況次第」(36歳・女性)と総合的に判断するようだ。では、具体的にどのような操作だと許せるのだろうか。
多くが仕事のやりとりはやむを得ないと考えていることがわかる。6位以降は「仕事の電話をかける」「食事をカメラで撮る」(同45.0%)、「プライベートのメールを読む」(43.0%)、「プライベートの電話に出る」(35.5%)などと続いた。緊急性を要さない操作は「どちらかといえば許せない」と感じる人が多そうだ。
さらに、具体的なシチュエーションにおいて、相手のスマホ利用を許せるかどうか聞いた。
男女別で見ると「許せない・どちらかといえば許せない」は男性で49.5%だったのに対し、女性では59.6%とやや多めで差が見られた。女性と食事をするときには、スマホをしまっておくのがスマートといえそうだ。
約6割がNGとのこと。落ち着きがなく、食事に集中していないように見えるのもマイナスポイントになり得るだろう。
9割以上が「許せる・どちらかといえば許せる」としているのは、断りを入れる点が好印象だからか。「ごめん、仕事の連絡かも。スマホ確認するね」など一言でもいいので口に出してみては。
続いて、スマホを操作する時間がどれくらいだと許せるかについても聞いた。 1位から順に「2〜3分程度」(37.0%)、「1分程度」(26.5%)、「1分未満」(20.5%)、「どのくらいでも許せる」(12.0%)、「5分以上」(4.0%)となった。なかには寛容な人もいるが、1〜3分程度にとどめるのが賢明だろう。
相手ありきの食事中はとくに、節度と誠実さを持ったスマホ利用を心がけたいところだ。
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