もはや手放すことはできないスマホだが、たまにイライラしてしまうこともあるはず。たとえば、「スマホの動作が遅い」「アプリが途中で終了してしまう」「電源が落ちる」などなど…。実は、これらが起きる原因は、“メモリ不足”によるものかもしれない。
スマホのメモリは2種類に分けられる。ストレージ(データを永続的に記憶する装置)容量を示す「ROM」と、一時的にデータを保存してアプリを動かす際に使う「RAM」だ。ROMが大きいほどたくさんの動画や画像、アプリを保存できるし、RAMが大きいほど複数のアプリを同時に立ち上げるなど、一度に多くの作業を行えるようになる。
では、自分のスマホがどれくらいメモリを使用しているのか、どうすれば知ることができるのだろうか。
iPhone(iOS 7.0〜)の場合、ROMの使用状況は「設定」→「一般」→「使用状況」とタップすれば調べることができる。「ストレージ」にある「使用可能」の表示を見れば、あとどれくらい動画やアプリを入れられるか目安を立てられるだろう。
RAMの使用状況を調べる場合はアプリを使う。たとえば「iOS 8」に対応する「iMonitor for iOS8」は、画面を上から下に向かってスワイプする(なぞる)と現れる「通知センター」に「ウィジェット」として配置することが可能。「Memory Used」でRAMの使用状況、「Free Memory」で残りRAM、「Free Storage」で残りROM、「Upload/Download」で回線速度、「CPU」でCPU使用率を確認できる。
Androidの場合、ROMは「設定」→「ストレージ」とタップして、「空き容量」を見ればOK。RAMは「設定」→「アプリケーション」→「実行中」で使用状況を見られるはずだ。
さて、メモリ不足による不具合の解消法だが、ROM不足の場合は「動画やアプリを削除する」。RAM不足の場合は「稼動中、バックグラウンド待機中のアプリ・プロセスを終了する」ことになる。iPhoneは、ホームボタンをダブルタップして「マルチタスク画面」を表示し、待機中のアプリを下から上へスワイプ。Androidの場合、Xpreiaはタスクボタンをタップ、ARROWSはホームボタンを長押ししてタスクマネージャを起動させるなど、機種によって方法は異なるが、要はタスクに関する項目を表示して、待機中のアプリを消せばOK。
もしくは「メモリ解放アプリ」を使うのもひとつの手段だ。それでも頻繁にメモリ不足が起こるようであれば、端末の買い替えも含めて一度検討した方がいいかも。
© RECRUIT HOLDINGS CO.,LTD. all rights reserved.
© Media Shakers Inc. all rights reserved.